小生、59歳。大型バイクの免許を取得して5年目の新人。5年前、30年間勤めた会社を退職。第二の人生のスタートを機に一念発起し免許取得。愛車はBMWロードスター(1150cc)。今年の夏は四国をツーリング。いつもは一人旅。でも、今回は、四国にいるハーレーロードキングを乗りまくるベテランおっさんバイカー(60うん才)の旧友を尋ね、おっさん二人でのツーリング。
三日目
すっかり女将さんにお世話になり、昼食のおにぎりまで頂いて朝霧の藻やるうちに出発。
今日は足摺岬から、四国南西端の柏島までの強行軍。長旅。
道路は2車線に整備され、青々とした稲穂のなびく田園を縫い、緑陰豊かな街道を、はたまた透き通る川沿いを走り快適。
四万十川を上流から下流へと中村市に向かう。清流四万十川では多くのカヌーが夏の涼を楽しんでる。
沈下橋をバイクで渡りながらのツーリング。清澄な空気に腹も空き早めの昼食。貰ったおにぎりだけでは満たされず、四万十川の天然うなぎか、もう一走りして土佐清水のしみず鯖か、どちらにするか。
天然うなぎは高すぎないか、ということで、しみず鯖に。おっさんにしてはシミッタレたかな。
でも、しみず鯖は関鯖よりうまいと聞いていたので一度食してみたかった。ゆったりと太平洋に流れ込む四万十川を横目に足摺目指し、土佐清水へ。
足摺スカイウエイの入り口にある道の駅で、憧れのしみず鯖の刺身を。これまた絶品。
急勾配とカーブの連続するスカイウエイを快走すると突如、太平洋の大海原が目に飛び込む。足摺岬。
この先はアメリカまで大海原が広がるのみ。ジョン万次郎の銅像がある。
アメリカを知らない当時の人は、太平洋の水平線を見ながら、この広い海の向こうには一体何があるんだろう、と好奇心と夢想をかきたてられたに違いない。銅像を見ながらそんな感慨にふけった。
時間がなくゆっくりできない。今夜の宿までまだ遠い。美しい海岸沿いを快走。
太平洋の海しぶきの飛沫がヘルメットを曇らせ、潮風を満身に受け柏島へ。
長いトンネルを抜けると柏島がポッカリと絵のように浮かぶ。本当に海が綺麗だ。柏島。ダイビングでも有名。その道の人の話だと沖縄よりも面白いとのこと。
今夜は海辺の民宿。期待できそう。夕食は最高。本当に魚がうまい。これぞ刺身。これぞ焼き魚。これぞ煮つけ。酒もバンバンすすむ。
旅での宴会は酒の微薫にうまい肴と、会話も自ずと弾む。日頃は、テレビ漬けで、くだらないタレントの雑談や、したり顔の評論家・ニュースキャスターと称される曲学阿世の雑音にウンザリしているが、旅はそれから離れ、嘘のない心から楽しめる生活が取り戻せる。
おっさんに心の安らぎを与えてくれる。この日も熟睡。
民宿の名は「司」。機会があれば是非訪ねてみてください!