「お金がない」という人がいます。
その人にとってお金がないとは、
どんな状態なのか?
今回は、4つのタイプに分けて、
検証しました。
お伝えする内容は次のとおりです。
(1)無一文の人
(2)お金がなくなることを危惧している人
(3)目標に向かってお金を貯めている人
(4)そのほかの人
(5)まとめ
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(1)無一文の人
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最初のタイプは無一文の人です。
手持ちのお金も貯蓄もなく、
当面収入の入る見込みもない人です。
なぜそのようになったのかは、
その人ごとに、
さまざまな理由があります。
しかし、収入を得ることができなければ、
生きていくことすらままなりません。
そこで、病気やケガ、高齢といった理由で、
働いて収入を得ることが困難であれば、
近くの社会福祉協議会などで相談して、
収入が得られるまで、
生活保護を受ける相談をしてみても
良いでしょう。
また、働くことができるなら、
ハローワークなどで、
勤め先を探すこともできるでしょう。
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(2)お金がなくなることを危惧している人
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実際にお金がなくなり困ったことはなくても、
万が一、お金がなくなれば、
・生活ができなくなる
・欲しいものが買えなくなる
・旅行に行けなくなる
といった、
漠然とした、または固有の目的が達成できなくなる
不安を打ち消すために口癖のように、
「お金がない」と言っている人もいます。
目的を達せするためなら、
その目的が達成できればは不安は解消して、
その後は、お金はないと言わなくなります。
しかし、漠然とした不安の場合は、
その不安を取り除くために、
ライフプランニングをしてみて、
何歳になると、
いくらお金が足りなくなるのか、
現状の生活をしていけば、
お金がなくなることはない。
といった分析をして、
そのための善後策を考え実行することです。
ただ病的ではなく、
単に自身に節約を促すために、
口に出しているのであれば、
それはそれで、家計のためには
いいのかもしれません。
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(3)目標に向かってお金を貯めている人
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たとえば、
・住宅購入のための頭金を貯めている
・子どもの教育資金を貯めている
といった、将来の目標を達成するために、
貯蓄をしていると、
今使えるお金は限られてきます。
お金はないのではなく、
実際に使えるが限られている。
従って、今使える「お金はない」
といったタイプです。
このタイプのなかには、
日頃、使えるお金が限られるため、
家計支出の節約にも慣れて、
目的が達成できてたあとも、
節約した支出が定着すれば、
理想的なタイプかも知れません。
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(4)そのほかの人
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その他にも「お金がない」と、
言っている人には、
様々なタイプの人がいます。
たとえば、親が、
つねに「お金がない」と言っている
家庭で育てば、
その子どもも、
「お金のある」感覚を持つことなく
つねに「お金がない」という感覚で、
育つことも考えられます。
その子どもが家庭を持ったら、
その子どもに、「家にはお金がないのだ」
と思わせながら成長するかもしれません。
その家庭ごとの家計で、
「お金がある」、「お金がない」の定義を
しておいてもいいかもしれません。
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(5)まとめ
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このように検証してみると、
お金がないと思ったら、
その原因を探り、必要であれば、
善後策を考えて実行することです。
ただ、一般的には、
お金がないと思って生活したほうが、
家計の節約につながりやすい様です。、
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◆ 今週のポイント
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「お金がない」のひと言には、
その人ごとの人生、
さまざまな意味が含まれています!
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◆ 編集後記
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「お金持ち」とは?
「お金がない」より
もっと複雑!?
人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第589号)
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