戸建てしろマンションにしろ、
また、新築にしろ中古にしろ、
住宅を購入するときに、
販売業者を頼ることなく、
購入者自身で
購入希望物件のまわりで必ず調査しておく
必須の3項目があります。
今回は、その調査項目について、
お伝えします。
記事の構成は次のとおりです。
・<調査項目2>通学する学校について
・<調査項目3>物件の生立ち
・まとめ
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なぜ、自分で調査するのか
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毎月家賃を払う賃貸なら、
住んでみて気に入らなかったら、
引越せばいいことです。
しかし、自分の住宅を購入した時は、
その購入価格は高額で、
その資金を融資を受けて調達し、
住宅ローンを契約して返済するなら、
簡単に手放すことはできません。
購入する本人や家族から、
住み始めて後悔しないように、
購入する前に、
自身の目と足を使って、
調査して納得して、
マイホームを購入することが大切です。
調査をする項目は、
疑問に思うことはすべてですが、
この記事では、
購入後、後悔しないための、
代表的な3項目をお伝えします。
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<調査項目1>地域の雑音
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購入予定の付近を、
朝、昼、それに夕方、
出来れば深夜にも
訪れて物件のまわりを歩いてみることです。
すると、日中は雑踏のなか、
苦にならなかった騒音が、
早朝や深夜は意外と大きいことに、
苦になるかもしれません。
たとえば、
近くの幹線道路を走る大型車の騒音です。
また、すでに住んでいる人のなかに、
何かと面倒な人がいるかもしれません。
このような人がいるかは、
ご近所に挨拶しがてら、
自身のマイホームのまわりに住んでいる家や、
その地域の自治会長や町内会長を訪ねて、
率直に聞いてみればいいことです。
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<調査項目2>通学する学校について
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公立の小学校や中学校に入学する
子どもがいる家庭に、
注意いただきたいことです。
購入物件の目と鼻の先に、
公立の小学校や中学校が、
建っていても、
必ずしも、自分の子どもが通学する
学校ではないかもしれないということです。
購入予定の物件とその学校との間の路地が、
通学する学区や校区の境界のこともあります。
目の前の学校は、
となりの学区が通う学校で、
実際に通学する学校は、1キロ近く
離れたところにあることもあります。
ここは、市区町村で確認しておくことが、
大切です。
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<調査項目3>物件の生立ち
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立地が低地の物件では、
大雨が降ると水が貯まる地域があります。
近年では、下水道も整備されて、
解消されているところも多いでしょう。
その地域に拠点を置いていない販売業者は、
その事実すら知らないかもしれません。
しかし、購入した物件は、
不動産としての資産を持つことです。
特に、将来売却する予定があれば、
水が入る、水につかると
地元で「レッテル」の貼られている地域は、
売却価格の障害になりかねません。
必ずしもそうとは言えませんが、
「水」やたとえば沼、流、池といった
「さんずい」のつく地名のところは、
一応、物件のまわりで、
聞き込み調査をしておいた方がいいでしょう。
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まとめ
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必ずしも、販売業者が
すべて教えてはくれません。
なぜなら、この記事で上げた3項目のうち、
そこまで綿密に知らいない業者も
あるからです。
子どもが通う学区は自治体に、
それ以外は、
地元で長年営んでいる不動産業者や、
住人に聞けば、
教えてくれるでしょう。
また、別の問題ではありますが、
購入する物件が、
同じような物件と比べて、
極めて、安価な場合は、
その理由を知っておくことも大切です。
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◆ 今週のポイント
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高額な買い物をした自身が、
後悔しないために、
自分で聞き込み調査をすることは、
大切なことです!
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◆ 編集後記
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「住めば都」といいますが、
自分や家族に適した
「都」に住みたいですよね!
人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第548号)
Photo by photo ac
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