No.1135 退職後、「元気でやっている」と便りを送る期間を延ばすコツ
今までに相談をいただいた方、
私のかつての勤務先の先輩、
いまでは、同級生からも、
退職したと、
お便りをいただくことがあります。
その後、ご連絡をいただくときには、
「元気でやっている」という言葉が、
強調されているように思います。
確かに、「元気でやっている」と
言葉が入っていれば、
受取った方も安ど感がある便りです。
そこで、今回は、
「元気でやっている」便りを、
長く送れるコツをお伝えいたします。
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自活した生活ができる年齢
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私が、老後の生活に関わる記事を書くときに、
何度となく、だれの手も借りず、
自活した生活ができる期間である、
「健康寿命」を参考にしています。
この「健康寿命」は、
調査機関ごとに若干年齢が違いますが、
おおむね男女とも74歳までです。
ただ、からだのどこそこが弱ってきても、
「元気でやっている」と便りに書くことは、
年齢を問わずにあることでしょう。
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自活的な活動のできる人とは?
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ただ、この記事での
「元気でやっている」といえる人は、
退職後に起業したとか、
特に収入を得る職に就いていなくても、
自活的な活動のできる人のことです。
では、自活的な活動のできる人とは、
年齢には限りませんが、
「いきがい」を意識できる人のことです。
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「いきがい」とは
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なんだ「いきがい」
と、思った人もいるでしょう。
「いきがい」とは、
自分で行動することを決めて、
実際に動くことで満足感を得る行為です。
当然、「いきがい」の内容は人それぞれ違います。
毎日、決めたところを散歩する人もあれば、
地域のボランティア活動に参加、
料理や刺しゅうの教室を開く人もいるでしょう。
ただ、
この「いきがい」を甘く見ている人がいます。
特に、退職したあと、
しばらく「のんびり」するといって、
今後の生活、「いきがい」を考えていない人です。
「のんびり」した生活は
10年くらいあっという間に過ぎます。
その間に、手元のお金も使ってしまい、
気がついた時には、
何もかもなくなっている人もいます。
従って、老後の生活で「のんびり」は、
用心して使った方がいい言葉です。
つまり、「いきがい」を決めておくことは、
大事なのです。
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ただ、「元気でやっている」ではダメ
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便りを出すときには、
現在の「いきがい」もあわせて書くことです。
『「○○(といういきがい)」しながら、
と便りに書けることです。
若いうちは、
「元気でやっている」だけで、
便りを受け取る人は元気でやっているなと、
通常は安心できます。
しかし、歳を取った人ほど、
ただ「元気でやっている」では、
ほんとに元気でやっているのか?
かえって心配になるものです。
従って、
「いきがい」+「元気でやっている」
が、必要になるのです。
また、「いきがい」があれば、
からだを動かす目的にもなり、
少しでも長い間、
健康でいられるでしょう。
そして、家計から定期的な支出があり、
家計運営の計算が必要になります。
その計算をするために、
電卓を使えば指の運動になります。
また、頭の運動にもなるでしょう。
つまり、
「元気でやっている」と便りを送る期間を
延ばすこともできるのです。
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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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退職後「元気でやっている」と
便りを長く送るためのコツは、
「いきがい」とともに生活することです!
人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第468号)
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