私のところに相談にみえる方は、
20歳代の方もみえますが、
多くは、30歳になってからの方です。
相談の内容は、さまざまですが、
共通して言えることは、
漠然とした人生設計が、
具体的な人生設計になることです。
そこで今回は、
30歳から考えておく人生設計について、
お話いたします。
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基本は今までの生活環境
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30歳になれば、勤務先の同僚や同級生を見ても、
・就職をしているひと
・起業したひと
・学生のひと
・家庭に入ったひと
・無職のひと
と、いろんな環境の中で生活をしています。
この環境の基本となるのは、
これまでの人生の多くの時間を過ごした、
家庭です。
具体的には、家庭の中心である両親からの教えや、
兄弟姉妹、祖父母、親戚のひとの言動。
また、友人や学校の先生、
共通の趣味で知り合ったひと、
本や映画から学んだこともあるでしょう。
基本的には、これまで過ごしてきた環境から、
意識的に、また無意識に学び、
その学びを、これからの自らの行動に、
生かしていくのです。
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これからの人生の考え方
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そもそも、自分の人生ですから、
自分の思うように創っていけばいいのです。
しかし、誰しも失敗はしたくないものです。
私のところにも、
自分の創ったこれからのストーリーに、
評価を求めるひとや、
漠然とこれからの人生どうしたらいい
と相談にみえるひともいます。
そのようなとき私は
収入を稼げるときと老後の生活のときの
ふたつの時期に分けてお話いたします。
では順にお話しいたします。
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収入が稼げるとき
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収入が稼げるとき、つまり現役中は、
必ずしも同じような生活はありませんが、
・結婚
・子ども誕生
・住宅購入
・子どもの教育資金
・老後の生活の準備
といった、多くのイベントがあります。
これらの行事にはすべてお金がいります。
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老後の生活も考えておく
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ここでいう老後の生活とは、
家計の収入が、
主に年金収入による生活のことです。
この年金生活に、現行法では公的年金がもらえる
65歳から入ったとします。
自分ひとりで生活できる健康寿命は、
日本では男女の平均が74歳ぐらいです。
それから、人の寿命はわかりませんが、
統計的には、
その後も10年近くは生活することになります。
老後の生活は、長い期間になります。
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生涯のライフプランを考えておく
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このような長期間に渡り生活をしていく上で、
人生、何があるかわかりません。
どのように過ごしていくか、
道標、いわゆる「ライフプラン」を一度書いておけば、
人生の指針が明確に把握でき、
人生が変更になるときには、
「ライフプラン」を書き直せばよくなります。
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ライフプランに書いておいてほしいこと
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ライフプランには、
・すでに決まっているイベント
・やりたいと思っていること
・毎年の予定収入
・家計の支出
・貯蓄額
少し手間はかかりますが、
書くようにしてください。
エクセルなどの表計算ソフトを利用すれば、
イベントを付け加えるときや変更があった時も、
容易に表示できます。
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よく聞かれること
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老後の生活についてよく聞かれることに、
「老後の生活費はいくらにしたらよいか」
ということです。
まだ30歳の方には先のことですが、
目安としては、
収入は、現役中は予定している収入を、
老後は、現行でもらえる年金額を
記入します。
家計からの支出は、
生涯、現行通りでいいです。
従って、今後住宅購入や、
子どもの教育費といったまとまった
支出の予定があるときは、
また、現状の家計収支では、
老後の生活が厳しいようであれば、
いまから、
支出額を減らす生活に慣れることです。
可能であれば、
収入を増やす方法も検討していいでしょう。
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まだ、人生は始まったばかり!
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今から、老後の生活まで考えて……、
と思うかもしれません。
しかし、
ライフプランを作成して、
人生の軌道を敷いた上で生活をする方が、
闇雲に生活をするより、
こころに余裕のある生活ができるでしょう。
なにも冒険をしてはいけない!
と言ってはいません。
30歳、
これからは経済的にも自活した
思い通りの人生にする、
出発の年齢ですから!
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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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30歳は、
決して目立つことではありませんが、
地道に、
家計を見る習慣をつける年齢でもあります
人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ改訂版(第465号)
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