NO.523  家計の変革には2つの要因を考慮することが大切

 

令和に年号が変わり早一か月経ちました。

 

よく言われているように

世の中の流れが変わるかもしれません。

 

そこで今回は、

家計でも、

流れを変えることが必要であれば、

どのようにすればよいのか?

 

家計を変革するための2つの要因が必要です。

 

その要因とは、何かをお話ししていきます。

 

 

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家計の変革をする意味とは

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家計とは、

 

家庭を運営していくための

収入と支出、それに貯蓄のこととします。

 

 

資産も含めても良いのですが、

 

今回のテーマをより鮮明なものにするために、

主に、収入、支出それに貯蓄を考えていくことにします。

 

 

そこで家計を変革するとは、

具体的に一言で言えば、

 

現在の収入と支出それに貯蓄を変えていくことです。

 

 

単純に収入と支出が変われば、

貯蓄額も変ります。

 

 

例えば、住宅購入の頭金を貯めるなど、

貯蓄の目的額を決めることによって、

 

家計の収支を変えることが必要になるかもしれません。

 

 

変える場合には、

 

現在の

・定期的な収入の額

・定期的な支出額

・貯蓄額

以上の具体的な金額の確認です。

また、この3つしか変える要素はないのです。

 

 

貯蓄額については、

何のために貯蓄をするのか、

再度確認しておいてもよいでしょう。

 

 

そして、家計の改革することで、

その成果が表れるのは、

貯蓄額の増加ということです。

 

改革の目的が、

例えば賃貸住宅を

今住んでいるところより家賃の高いところに引っ越すなど、

支出額を増やすのであれば、

 

単純に収入を増やせばできることですので、

この場合は、今回のテーマである

改革には当りません。

 

 

あくまで、改革をして

その結果、貯蓄額を増やすこととします。

 

 

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考慮すべき要因とは

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収入を増やして支出を減らせば、

貯蓄額は増えます。

 

しかし、多くの方はご存知のように、

そんなに簡単ではありません。

 

 

なぜ簡単ではないのは、

 

内的と外的の

2つの要因を考慮して

家計を運営することが必要だからです。

 

それでは、この2つの要因をひとつずつ

見ていくことにします。

 

 

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(1)内的要因

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家計を変革するための内的な要因は、

2つあります。

 

 

ひとつ目は、

家計収支を見直し、

無駄な支出を減らすことです。

 

特に支出を減らすことは、

よく言われていることですが、

 

ダイエットをして体重を減らしても

目標の期間で目標の体重になると

 

その後。数か月後にはリバンドしてしまう。

 

 

と同じように、

 

家計支出削減計画は、

 

余程、綿密に実行し得る計画を立て実行しないと

絵にかいたモチに終わってしまいます。

 

 

例えば、

保険を見直したことによって、

毎月の保険料は安くなりました。

 

そこで、これまで支払っていた保険料と

安くなった保険料との差額をどうするか?

 

特に、計画がない場合は、

ただ浪費をする可能性があります。

 

そこで、その分のお金は、

毎月定期預金をするなど、

すぐには使えない工夫をしておくとこが

大切なのです。

 

 

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内的な要因のふたつ目は、

収入も増やすことです。

 

 

単純に今までの生活費を維持して、

収入が増えれば、

その分貯蓄額も増えます。

 

 

最近では、

企業によって、

副業も認められる傾向にあります。

 

そこで、目的を持った貯蓄額を増やすために、

また、老後の生活の年金収入の補助的な収入として、

 

生涯収入に成り得る

ご自身の「個人事業」を、

作っておくことも良いでしょう。

 

 

そこまで行かなくとも、

無駄に使わないことでしょう。

 

家計の余剰金は、

問答無用で貯蓄をする。

 

ご家庭で、このような実行可能なルールを

作っておいてもよいでしょう。

 

 

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(2)外的要因

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とは言っても、

いくらご家庭で、

お金を無駄に使わない貯蓄を増やす

ルールを作って実行しても、

 

外的な要因で、

その実行計画に支障が出てくる場合があります。

 

そこで、家計を改革する外的要因に、

お話を進めます。

 

 

例えば、消費税率のアップです。

 

今年の10月には、

8%から10%と2%のアップの予定です。

 

一万円の物を購入する時、

現在の消費税額は800円

それが1000円になり200円アップします。

 

この200円を

 

家計収支のなかで、

単に使途不明金の範囲内と認識するか、

支出が増大したととらえるのか、

 

それは、そのご家庭ごとの考え方で

見解も違ってくるでしょう。

 

 

ただ、消費税率のアップに限らず、

現在でも、食料品などでも

商品価格が値上がっています。

 

このような外的要因にどのように対応するのか、

 

 

単に毎月の小遣いを減らすのか

 

貯蓄額を減らしていくのか

 

貯蓄の目標を住宅購入のための

頭金を貯めるのであれば、

 

頭金を減額して、

購入する住宅の価格を下げるのか、

 

 

様々な方法が考えられます。

 

 

 

ここで大切なことは、

 

ご自身が、

今後生涯の家計収支のシミュレーンをしておけば、

家計の軸が完成できます。

 

ある日突然、

家計を揺さぶるような外的要因が発生しても、

 

今後、どのように家計運営をしていくか、

軸ができていますので、

 

言い換えれば、

この先の家計収支と貯蓄の推移が

把握できていますので、

 

早期に家計を建て直す、

その方法が選択できるということです。

 

 

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家計の変革が必要と思った時は警戒

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家計収支が順調でも、

 

貯蓄額を定期的に把握しておかないと、

 

後に浪費を悔やんでも

取り返しがつかなくなる場合もあります。

 

 

そもそも、家計を見直す、

支出を締めなくてはと思う時には、

 

家計が悪い方に動き出している

その変調をとらえた時ともいえるでしょう。

 

 

そのような時期ではなく

家計収支や貯蓄も順調にできている時に、

 

さらに貯蓄額を増やすことを

 

定期的に心掛けておけば、

つまり、変革する心がまえを持てば、

 

無駄使いと浪費を定期的にチェックができ、

 

また、たとえ内的外的要因に、

家計が襲われたときにも、

 

慌てることなく、

そのご家庭に適した方法を

容易に見つけることができるでしょう。

 

 

 

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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ

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家計収支が生涯順調なご家庭は、

 

万一の場合、

 

その時のための対策があるからです

 

 

人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第348号)
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