No.517 欲しいものはいつ買ったら良いか

 

 

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*

 

オリンピック後は、

不動産の価格は下がる、

 

真偽の程は定かではありません。

しかし、そのようなことが

ささやかれていることは確かなことです。

 

そこで今回は、

特に、金額の高いものを買い物をする時、

そのタイミングについて

考えてみようと思います。

 

 

------------------------

購入する予算の明確化

------------------------

住宅購入を例にお話を進めていきます。

 

購入するタイミングを考える前に、

まず、しなくてはならないことがあります。

 

それは、その住宅を購入したら、

家計収支は、どのように変わるか?

 

その変化を生涯に渡り

シミュレーションをしてみることです。

 

 

現在、賃貸住宅にお住まいで、

住宅を購入するために、

住宅ローンで融資を受けようと思っていて、

 

住宅ローンの毎月の返済額が

現在の家賃と同じくらいと仮定すると、

 

その返済額に加えて、毎年、

固定資産税や

お住まいの地域によっては

都市計画税の納付が、

マイホームを持っている期間ずっと必要になります。

 

また、マンションを購入する場合は、

修繕積立金が必要ですし、

 

戸建ての場合は、

将来の家の修繕する時の費用を、

積立てておくかは、

所有している方の判断ですが、

将来必要なお金として、

準備しておくことが必要です。

 

 

住宅ローンの返済が終われば、

 

家計からの一番大きな額の

固定費の支出がなくなります。

 

生涯賃貸住宅に住み、

家賃を支払うことを考えると

 

住宅の購入のメリットといえるでしょう。

 

しかし、

老後は、実家などの近くなど、

購入した住宅を手放す計画をお持ちのご家庭にとっては、

必ずしもメリットとは言えないかもしれません。

 

 

このようなことを念頭において、

 

・現在の収入、

・今後の収入、

・貯蓄額や資産額

 

それから、

・生活費

・住宅ローンの返済額

 

など、ご家庭に即した、

生涯の家計収支のシミュレーンをしてみて、

 

ご自身の家計で、

購入可能な住宅購入資金を

算出することが大切です。

 

 

----------------------------------

購入する住宅を選ぶポイント

----------------------------------

次に、住宅の購入時期を考えてみます。

 

住宅を購入しても、

家計収支に、ほとんど影響はない、

 

または、

がんばれば何とかなる。

 

実は、この「がんばる」がくせ者ですが、

 

とにかく住宅の購入額が決まったら、

 

 

次は、いつ買うかです。

購入する時期を決めていきます。

 

 

住宅購入は、

生涯で一番高い買い物だから、

1年位は、じっくり吟味して買うこと。

とよく言われています。

 

1年をかけて、

 

購入後、住宅維持にお金がかかることや、

また購入後のメンテナンスなど

 

それらの費用などを含めて、

購入物件を決定すること

という意味合いも含めて、

言われていることだと思います。

 

 

また、

・価格

・物件の環境

(駅から近い、近くにシッピングセンターがあるなど)

・間取り

など、購入する方の妥協できない

 

固有の条件を加味することも、

購入の必須ポイントです。

 

このような項目をひとつずつ明らかにして、

適した住宅を探していると、

一年位すぐに経ってしまうようです。

 

 

--------------------------------

購入する時期はいつが良いのか

--------------------------------

購入時期を決めるには、

今年は、10月の消費税が10%になる時に、

住宅購入の優遇税制も施行されるようです。

 

 

既にその内容は、

住宅ローン減税の期間を

現在10年から3年間延長して13年にするなど、

明らかになっています。

 

 

また、来年2020年の

東京オリンピック、パラリンピック終了後、

住宅の購入価格が下がるのではないか、

ともささやかれているようです。

 

しかし、真偽のほどは定かではありません。

 

 

ただし、購入する住宅は一軒のみです。

 

また、同じような条件で、戸建住宅を建てることは、

同じ土地には不可能です。

 

 

このように考えてみると、

 

住宅を購入する時期は、

・住宅購入予算が明確になり

・時間をかけて購入したい住宅を描くことができ

・その住宅が見つかった

 

このタイミングではないでしょうか。

 

 

 

10月以降に消費税対策して、

様々な住宅に関する施策が実施されて、

 

家計からの支出が少なくなるかもしれません。

 

 

しかし、10月以降に、

ご自身の希望する住宅が見つかるか、

 

見つかったとしても、

10月以前に購入しようと考えた物件より、

いくらお値打ちになり、

それは、生涯の家計収支に

どのような影響を与えるのでしょう。

 

 

繰り返しになりますが、

購入できる物件は一軒で、

 

その物件は世の中にひとつしかないのです。

 

 

私は、じっくり選んで

目利きができるようになった段階で、

良いと思った物件購入をすべきだと考えます。

 

 

 

 

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:

■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ

*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:

 

優遇税制を利用する

 

ご自身の気に入ったものを購入する

 

物件購入の判断は、

生涯の家計収支から決めるのが良いでしょう

 

人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第346号)
Photo by photo ac