住宅や支払い総額が高額な買い物をする時、
何にお金を支払うのか、
支払う時に注視していくことを
5回シリーズで検討していく3回目です。

今回は、ここのところ各地で災害が起き
補償を受けた方もみえると思います。
損害保険について考えてみます。


災害に遭われた方には
心よりお舞い申し上げます

---------------------------------------------------
保険に加入する内容が明確
---------------------------------------------------
先回(生命保険編)も冒頭でお話しましたが、

保険は、貯蓄と保障を兼ね備えた
金融商品のひとつです。

現在は、金利が低いため
定期預貯金を含め
貯蓄をしてお金を増やしていくメリットのある
保険商品はあまりお目にかかりません。


しかし、数ある保険商品の中で
保障の面では損害保険が、
一番商品の内容がわかりやすいかもしれません。

・火災保険
・地震保険
・自動車保険 など

無くなったもの、損失を補償するのが
損害保険だからです。

余談ですが、「ほしょう」の漢字ですが、
生命保険などは、
生活を維持していく意味合いで「保障」を、
損害保険の場合は、
損害や損失を償うという意味で「補償」を
使います。

従って、万一、損失した時
その補償をしてもらうために
損害保険に加入するのです。

商品の内容を見ていきましょう


----------------------------------------------------
火災保険や地震保険
---------------------------------------------------
火災保険は、建物や家財等の火災のほかに
商品によっては風災、水災などの損害も
補償してくれます。

また地震保険は住居の建物および家財の
地震、噴火や津波による火災、損壊や流失などの
損害を補償してくれます。

なお、地震保険は単独で加入できず、
必ず火災保険を主契約に火災保険の保険金額の50%まで、
保険金の上限は5,000万円と決められています。

現在、ご自身の資産である住宅が
火災や地震などによって損害を受けた場合に
建て直したりする費用を見越して
その金額を賄える保険を選んで
加入すればよいのです。

ただ、どんな保険に加入する時にも
商品の内容確認が必要ですが、

またその保険の保険料を支払っていける
保険に加入することは言うまでもありません。


----------------------------------------------------
自動車保険
----------------------------------------------------
自家用車を運転中に事故を起こしていまい、

・他人を傷つけたり死亡させてしまったりした場合
・他人の車や施設を壊してしまった場合
・自身や同乗者それに自身の車にダメージを負った場合
などの補償のために、

車の購入時に強制的に加入する「自賠責保険」だけでは、
補償が手薄のこともあり、
任意に加入する保険が(任意)自動車保険です。

私は、少なくとも他人を傷つけた時の補償を、
家計的にも保険料を支払うことが難しいのであれば
自動車を購入すること自体
やめた方が良いと思っています。


-----------------------------------------------------
ほかにもこんな損害保険がある
-----------------------------------------------------
上記以外でも身近なところで、
次のような損害保険商品が販売されています。

補償の内容の詳細は
各保険会社の商品ごとにことなります。

そこで繰り返しになりますが、
加入するのであれば、
商品の内容を確認して、不明なところは質問し
納得して契約をすることが大切です。

<傷害保険>
偶然な事故によるケガによって被った
損害の補償がされます。

<所得補償保険>
ケガや病気により、一定期間仕事ができない場合、
健康保険の傷害手当(国民健康保険にはない制度です)
とは別に所得の損失が補償されます。

<国内旅行傷害保険>
国内旅行中の偶然な事故による
ケガや盗難・賠償事故で被った損害が補償されます。

<海外旅行保険>
海外旅行中の偶然な事故によるケガや盗難・賠償事故、
旅行中の病気などによって被った損害が補償されます。 

<ゴルファー保険>
ゴルフプレー中に、発生した賠償事故やケガなどで
被った損害が補償されます。

<個人賠償保険>
他人の身体や財物に損害を与えたことによって生じた、
法律上の賠償責任を負担することで被る損害が
補償されます。


-----------------------------------------------------
保険料を支払っていく価値ある商品か確認すること
-----------------------------------------------------
損害保険に単独の保険商品として、
また、例えば火災保険の特約として個人賠償保険に、
加入できたりする場合もあります。

単独でその保険に加入するのか、
火災保険や自動車保険などの特約として契約するのか、

保険料を支払っていく契約者の立場で、

保険料を支払って万一の場合
補償を受けるメリットのある保険商品を
考えていくことも必要です。


特に、損害保険の場合は、
いわゆる「掛捨て」の商品が多く、

とかくお守り代わりに加入するという方々方も多いようです。


同じ保険でも、
生命保険などと違って、

火災保険や自動車保険にしろ
住宅や車を所有している間、
一度も保険金をもらう様なことは
起こらないかもしれません。

それはそれで良いことなのですが、

損害保険は万一の場合の補償の金額も大きく
保険に加入しておいた方が、
もしもの時に
保険のありがたみがわかることは間違いありません。

とは言っても
不要な補償は必要なく
必要な分だけに加入する目利きも必要です。




*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:
■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:

必要な補償を得るために

損害保険の保障内容も知っておきましょう


「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第314号)
Photo by photo ac