加入中の保険が
その人にとって無駄な保障もついてなく
保険料もお手頃な状態で加入していれば、
なにも見直すことはありません。


そこで、その人にとって良い状態とは、
どんな状況なのかを考えてみます。

なお個人が加入する保険についてお話をします。
法人につきましては、
ほかの機会でお話をするここといたします。


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なぜ保険に加入するの
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保険は、
貯蓄と保障を兼ね備えた
金融商品のひとつです。

・死亡保険
・医療保険
・がん保険
・火災保険
・自動車保険

さまざまな保険商品に加入することによって、

例えば、夫が亡くなった場合、
遺族や夫が指定した人に、

契約した死亡保険金が支払われます。


また、車を運転して事故を起こしてしまった場合、
被害者に補償として、
保険金が支払われます。


つまり、交通事故や火事などに対応する
いわゆる「損害補償」の部分で、

自身の蓄えから
支払えない莫大なお金を補てんするために
保険に加入することは重要です。

また、掛け捨ての保険は論外ですが、
貯蓄性を持った商品もあり

そのため
保障と貯蓄を兼ね備えた
金融商品と
言うこともできるのです。


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保険と適切な付き合い方とは
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私の業務経験から

保険の見直しの相談にみえる人の中には、


・毎月の保険料が高いのではないか
・私や家族にとって適切な保障内容の保険なのか
・加入している商品の内容がわかっていない

という疑念や
商品内容を理解していない人もいます。


上述のような
死亡保障や他人への補償のために
保険に加入することは
必要です。

とはいうものの

保険商品は多彩で、
それこそ、素人には
商品内容がよくわからないこともあります。


夫婦と子ども2人の4人家族で、

もし夫が亡くなった場合、
・遺族基礎年金
・遺族厚生年金
・母子手当(自治体によって名称は異なる)
・その他の制度

このような公的な制度で、
残された家族に支援がされます。


また夫や妻の勤め先からの
援助がもらえるのか

もらえるのならば
いつまでいくらもらえるのか?


またもし病気やけがで入院したら、
公的な健康保険の
高額療養費で、
一カ月約9万円(所得により金額は変わる)の
医療費は負担してもらえるし、
勤務先から
福利厚生の制度から援助があるかもしれない。


このような様々な社会保障制度によって、
私たちの生活は守られている部分もあります。


もし夫が亡くなったら
我が家ではどのくらの額が、
いつまで受給できるのか?


家族が入院したら、
我が家の高額療養費は、
いくらだろう?


金額と受給の時期を調べることで、

死亡保険や医療保険に加入するのであれば、


加入する側から、

死亡保険金の保険金額や

医療保険でも
入院した時の1日の給付額を決めて

保険会社に相談することができます。


そこで自社の保険商品に
専門的な知識を持った
保険募集人と対等の立場で、

保険商品の選択が出来るでしょう。


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保険に加入しない選択
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特に、医療保険について、

例えば、掛捨ての医療保険に
加入するのであれば、

・保険会社に支払う保険料の総額
・保険会社から受け取ることのできる
 入院給付金などの総額

この2点を計算して、

・定期的に貯蓄する
・株式などの金融商品で運用する

このような方法で、

もし入院しても
上記の「高額療養費」などの制度も
利用しますが、

自身でお金を用立てることができれば、


もちろん貯蓄は、
貯める目的をもってするものですが、

例えば、長期に貯める
老後の資金用の貯蓄から
入院費を一時的流用しても

また老後の資金は
貯め直せばよく

老後資金用の貯蓄額には、
大きな影響はないと言うことです。


しかし、保険に加入すれば、
そこに支払うお金は
保険会社に支払い
保険商品ののみに使われ、
家計内での柔軟な運用はできません。


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何でもかんでも保険に入ればよいと言うことはない
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このように考えてみますと、

やはり保険に加入するには
目的が必要で

また万一の時
いくら保険金をもらえばいいのか?


その計算をしてから

保険に入ることが必要です。


従って、保険を見直す前に
この作業をしてから
保険に申し込めば、


保険を見直すこともなく

必要以上に
保険料を支払うこともないのです。



保険に加入する時は、

必ず保険に加入する目的を明確にしてから
保険会社の人と話しましょう。

そうすることで、

保険会社の保険募集人と
対等な話しができます!


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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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保険に加入する時、

自ら準備をしてから

保険会社の人に会いましょう!


「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第304号)

 

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