このメルマガでも何度となく、

保険の見直しの相談を受けた時、

なぜその保険に加入したのか?

またその保険の保障の内容を知らないまま
毎月保険料を支払い、
何十年と支払っていくと
その総額は結構な金額になること

などをお話してきました。


しかし保険の見直し相談
言い換えれば、
加入してから加入した保険の内容を
知ろうとする方もみえます。

そこで今回は、

個人で加入する保険商品にしぼり

あらためて
各保険商品の基本的な内容を
お伝えしていきます。


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必ず加入しなくていけない保険
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保険商品には、

必ず加入しなくてはならない保険と
加入してもしなくても良い保険があります。

必ず加入しなくてはならない保険には、

車を買った時の任意の自動車保険

それに家を購入した時の火災保険です。

ともに損害保険の商品です。


この保険料を家計的に、
支払うことができないのであれば、


車や家を買わないこと!


言い過ぎではありません。

このくらい大切な保険なのです。


ご自身が自動車を運転中に事故をお越したり
火災によって生じる損害の補償を
目的とした保険商品です。

ご自身を保障する目的もありますが、

それ以上に、
自らが事故を起こしてそのために、
損害を与えてしまった相手の方に、

到底自身の貯蓄や資産から償うことのできない
金銭的な負担を補償してくれる保険商品です。


自動車を運転する人は
任意の自動車保険に、

持ち家、賃貸に限らず住むところには、
火災保険に加入しておくべきでしょう。


なお、これらの損害保険には、

自動車や事故や火事以外で、

重大な事故を起こしてしまった場合の
補償をしてくれる特約を

安価な保険料で、
加入できる場合もあります。

加入時に、
必要な特約には加入しておくべきです。


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自転車事故を起こした場合
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例えば
自転車に乗っていて、
歩行者をはねて
その治療費を負担する場合、

最悪の場合は被害者の方が
亡くなられてしまう場合もあります。

その場合もその事故の状況によりますが、
自転車を運転していた加害者が、
被害者の補償をします。

その補償をする保険が、
任意の自動車保険に加入する時、
その自動車保険によりますが、

車を運転しない家族も含めて、
自転車で事故を起こした場合、
被害者への補償をする特約に
加入できる保険商品がありますので
加入しておいた方が良いでしょう。

ただ、特約で補償される範囲や、

家族とは同居している家族だけなのか、

といった条件も同時に確認して
加入することが必要です。


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台風でガラスが割れた場合
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火災保険の特約またはその補償が
保険商品の内容に
組み込まれている場合もあります。

例えば、

台風の強風や大雨で、

家のガラスが割れた場合
瓦が飛んでしまった場合
大雨で床上まで浸水した場合

などのいわゆる修繕費を
火災保険で
補償してもらえる場合もあります。

火災保険に加入する時、
または更新する時にどんな補償があるのか

商品の内容を確認して

必要な部分を補償してくれる、
火災保険に加入しましょう。


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ご自身で加入の目的と内容を知って加入する保険
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ところで
保険の見直しの対象となる保険商品の多くは、
死亡保険です。


例えば、
対象となる被保険者の
60歳までの死亡保険金額が3000万円と高額で、

その後亡くなるまでの
死亡保険金額が300万円くらい
といった保険商品があったとします。


各保険会社名称は様々ですが、

定期保険(60歳までの)特約付終身保険

といったような名称になるでしょう。


また、この保険商品には、

入院した時の
入院給付金特約といって、

入院一日につき5000円とか1万円

入院して手術をした場合は、
その保険商品の約款通り給付金を受ける
特約をつけることもできるでしょう。


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死亡保険に加入する前には自らご自身を査定する
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上記の定期保険特約付きの終身保険に
加入しようとするならば、

まずご自身で査定をしておくことがあります。


それは、ご自身が亡くなった場合の
葬式代など費用です。

個人事業主の方で亡くなったことにより、
事業をたたまなくてはならない場合は、
その費用も必要でしょう。

この費用のことを「整理資金」といいます。


もうひとつ、残された家族の生活をするための
費用もいります。
この費用のことを「遺族生活資金」といいます。

この遺族生活資金は、
具体的には、
衣食住に関わるお金や
子どもの教育資金などです。

この費用を計算して
保険金で賄うことになります。


ただ、小学校の子どもが2人いる4人家族の
会社員のお父さんが亡くなった場合、


詳細な部分は省きますが、
残された妻には、
生涯「遺族厚生年金」受給されます。

また子どもが高校を卒業するまで、
「遺族基礎年金」が受給されます。

その他にも残された家族には
公的に受給される制度もあります。


その受取ることのできる金額を
差し引いた額の保険金を
死亡保険商品で得ることを目的に、

死亡保険に加入することが必要だということです。

ここをしないで、
保険に加入すると、

加入後に見直しが必要となる
要因の一つになるといえるでしょう。





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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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あらためて

保険は加入する目的を

精査して加入しましょう


「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第294号)」
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