住宅ローンの相談に
ご夫婦で相談にみえる場合、

よく話を伺っていくと

夫婦で考え方が違うことがあります。


今回は、
住宅ローンを組む時に
夫婦で共有しておいていただきたいことを、
お伝えします。


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住宅ローンの融資額はシミュレーンをして決める
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住宅を購入するに当たり、

建売、注文住宅やマンションなど
購入する住宅はすでに決まっていて、


住宅ローンを組もうとして、
・どこの金融機関
・固定、変動などどんな住宅ローン商品
・いくら借りる
・返済期間は何年にするのか
・夫のみで組むのか
・夫婦で組むのか
・親からの融資の受け方 など

具体的なさまざまな相談を受けることがあります。


しかし、その時に夫婦別々の考えを
持っている場合もあります


例えば、
固定金利か変動金利の住宅ローンを借りるのか?

夫は固定金利の商品がいい
妻は変動金利の商品がいい

といったように、
夫婦それぞれ間違ってはいなが
独自の考えを持っている場合があります。


他方、
夫または妻にまかしてあると
ご自分の考えを持たない方もいます。


まず、ここで大事なのは、
気に入った住宅を
購入することもさることながら、

住宅ローンで融資を受けたお金を
毎月無理なく返済できるのか?

また、将来子ども教育資金や
自分たちの老後の生活費や
その他今後必要となるであろう
お金を貯めていけるのか?

ここのところを、

現在、また将来の収入から、

単に毎月の返済が、
現在住んでいる賃貸住宅の家賃と同じ
といった理由ではなく

今後の家計収支で
シミュレーションをして確認しておかないと、

実際にいくら
住宅ローンでいくら融資を受ければよいのか、
決めることは危険です。


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夫婦の認識を共有する
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また、相談にみえる方のなかには、

私がたずねるから
本音を話される方もいるようですが、

例えば、
夫か妻のどちらかが、
本当は住宅を購入することに
乗る気でなかった場合です。

その理由は、
・転勤族であり住宅購入後単身赴任の可能性がある
・完済できるか心配
・賃貸で子どもの成長とともに
移り住んでいけばいい
・購入物件が本当は気に入らない など

人によっては住宅購入を
やめた方がいいのではないか

また、一旦購入の話を保留にして、
まずは問題を解決することが先決だ。

といった話を聞くこともあります。


一番の問題は、

夫や妻が
心配していること
悩んでいることを

もし夫が悩んでいても
妻に伝わっていない場合あること。


または話しても相手方は、
そのことについて、
問題意識を持っていないということです。


実際に相談にみえる方のなかには、

お互いに、
問題点を共有して、

例えば、
完済が心配であれば、
少なくとも完済まで、

通常は、
夫婦の平均年齢プラス5歳くらい年齢まで、
家計収支のシミュレーションをして、

安心して返済できる
住宅ローンの融資を受ける返済額を検討します。


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夫婦のあいだの考えの相違をなくす
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住宅購入は言わずと知れた

個人では生涯に何度もない、
高額な商品を購入することです。


その購入資金の融資を受けることは、
また、生涯に何度もない、
高額な借金をすることです。


このような高額な商品を購入するのに当たって

まずは、夫婦間で
お互いの意見を出し合って、

納得した上で、
住宅ローンを組み、
返済していくことが必要です。

わだかまりが残ったままで

その住宅に住み
また住宅ローンを返済していては、

夫婦の関係
また健康にもよくありません。




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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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転ばぬ先の杖ではありますが、

高価な買い物をする時は、

夫婦で納得してからです 


「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第292号)」
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