この本を読まれた方も多くみえると思います。

「ライフシフト~100年時代の人生戦略~」
リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット共著
(東洋経済新報社 2016年11月発行)

内容は様々なとらえ方があると思いますが、

100歳まで生きるのに、

今のところ収入は、
サラリーマンであれば、
60歳や65歳で頭打ちになってしまい、
それ以降の生活はどうするのかが課題になります。

今回は、この部分に焦点を考えてみます。


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生涯の生活を描く
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子どものころに、
将来はなにになりたいのか、

いろいろな職業を描いていたでしょう。


それが現実になった方もいれば、

まったく違う職業についてみえる方もいるでしょう。


それはともかくとして、

現在の職業、もっと言えば、
現在の収入
現在の貯蓄額
これから入るであろう収入

これらの家計収入から、

もし、100歳まで寿命があった時のことを
考えていかなくてはなりません。

そして、
ご自身やご家族が満足のいく

人生の夢
人生の行程

を描くことは必修です。


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具体的に家計はどうする
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定年退職をして、
いわゆる年金暮らしを始めたら、

年齢とともに、
食費は減るかもしれませんが、
医療費は増えるかもしれません。

物価も高くなっていくかもしれません。

従って、家計の支出は、
減るどころか増えていく
と想定しておいた方がよいでしょう。


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その対策はいつする
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また、今後の技術の進歩は、
ますますAI(人口頭脳)などの発達により、
生活は便利になっても、
人の手はいらなくなっていきます。

すでに銀行などでの従業員の削減計画が発表されています。


このような状況がますます多くなっていけば、

歳をとってからは、

人が持っていないような、
専門的な技術を持っていないと、
収入を増やすことはできません。


つまり、
現役中に、
老後の収入を確保しておくこと。

また、老後になってから、
年金以外で収入を得ることができるように、
現役中の生活費を削ってでも
専門的な技術や資格を習得しておくべきでしょう。

老後になってからでは、
時間も資金も追いつきません。

人生の軌道修正は、
老後になってからでも可能ですが、
そのための費用はかかります。

従って、人生の軸は、
現役中に創っておきたいものです。


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老後破綻をしないために
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当然のことではありますが、

老後が長くなれば、
長くなるだけ、

家計からの支出が増えます。


その支出を補う収入がないと、
残念ながら老後破綻となってしまいます。


そのようにならないためには、

くどい様ですが、
現役のうちから、

子どものころに
大人になった時の職業を描いたように、

今度は、
おとなになって大人の世界を経験した上で、

第二の人生、

老後の人生をよりリアルに、

現役中に描くことです。

そして、描くだけではなく
実行するする準備は、

特に資金の準備は、
現役中にしておかなくてはならないのです。



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■「人生の添乗員(R)」からのワンポイントメッセージ
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人生100年時代

第二の人生は現役中に描いて実行しましょう


「人生の添乗員®からのワンポイントメッセージ(第277号)」
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