また図書館で書籍をざっくり読んでいる私。現地にいる特権の1つは地元の図書館を無料で使えるから、スペイン語の書籍を時間が許してくれる限り探査できる点にありますね。

今回も個人的に興味がある、「El negocio del flamenco」(フラメンコのビジネス)についての本も借りました。

基本的に本もインターネットの情報も他人の経験だから、自分の目で見て確認するまで100%信じることはしません。

もちろん、このブログも私の個人的な経験だから、読者の方は100%ご自身で経験するまで信じる必要はありません。

でも嘘の経験談は全く記載していません。さてスペイン🇪🇸でフラメンコのクラスを受講する時にほとんどの学校では、"現金での支払い"がマストになっています。

クレジットカード💳会社を使うとコミッションを払わなければいけない。

それと同時にカードや銀行振付支払いをするとシステム上履歴が残り会社(自営業組織)として「税金対策」ができなくなるからです。

会社員として働く先生以外は基本的にはフリーランサー(アウトノモ/個人事業者)としてアーティストの仕事をしています。

つまりアーティストの1人1人が、毎月高い300€以上の社会保険料の支払い+3ヶ月毎の税金+年末調整をしないといけないんです。

基本的に自営業登録(フリーランサー)する人は月2000€(30万円以上)稼げないとほとんど手取りが残りません。

しかしながら、毎月2000€以上の一定額が固定して払われる環境ではないんです。

だから、学校やタブラオから社員扱いで雇われるのが1番理想的ですが、契約書をつくらず無理やり自営業者(アウトノモ)登録させる環境もあるんですね。

だから、現金を封筒に入れてお給料を払う環境が非常に多いんですね。

それが原因で、コロナ禍のときに政府からアーティストへ助成金がなかったんです。理由は税金を正しく納めてなかったからです。

だから、個人的には領収証を必ず発行するように依頼しますが流されて何度も依頼しないとナーナーにされる場合もあります。

領収証を発行した料金は税金申請が必須になるためです。

だから、フラメンコアーティストでも芸術学校を卒業した人達は公務員試験を受けて、学校の先生になり安定しようと考える人達も多々存在します。