さて本日は先生のタブラオ劇場の仕事が急に入った為にクラスがキャンセルになりました。

その代わり?(と言う表現が正しいか分かりません)がバタデコーラとテクニカを教えてくれているチョニー先生がクラスの生徒数人を町中の劇場へ無料で招待してくれました。



3年半セビージャに住んでいるにも関わらず、今回初めて訪れたフラメンコの劇場でした。


結構な人数が入る中心街にある劇場です。


セビージャに限らず、スペイン国内には素敵なタブラオ(即興フラメンコ公演をする場所)があるんだと思います。

正し、ペーニャ(フラメンコ愛好家の会)とかなら、8-10€くらい(1200~1500円)でプロのアーティストのライブが観れるのに対して、通常の中心街の劇場ライブは20€(3000円)以上の入場料金がかかります。

観光客としてスペインに来ていたり、短期的に滞在するのであれば思い切り使ってもよい額ですが、現地に住みながら毎回は簡単に出せない金額です。

今回先生がご行為で招待してくださり、非常に勉強になりました。(私の為にクラスで習っているテクニカ技術を使ってくれました)


さてここからは本音トーク🍀🍀🍀

フラメンコアーティストの仕事は朝から晩迄こなす為、本当に大変みたいです。結局外国人のフラメンコ学生がスペインでは特にメインの"お客様"になります。

それ故に午前中は外国人中心にクラスを教えたり、臨時的に週末も突然きた外国人の講習をしたりします。

またスペイン国外からのクルシージョ(短期講習)の依頼、つまり出張も入ったりします。

だからある程度決まった予定と言うのが存在しない生活スタイルを若い時からずっとこなしているんですよね。

「集中力をきらさない為にどうしますか?」と質問しました。

「もう、ずっとそんな生活だから慣れているのよ。頭の切り替えが自動的にできるの。」

そう答えてくれました。

「そりゃ疲れて踊りたくない時もあるわ。」

「カンテさんと馬が合わなく即興するのに苦労する日もある」 

「踊る曲を指定されるタブラオもあるから、無理やり踊る時もあるのよ」 

私:「でも今日は楽しめましたか(踊れましたか)?」

「うん、楽しんで踊れたわ💃」

舞台後は集中力も1度きれたのか、更にやんわりとした雰囲気の先生でした。

「例えば1部で本当に疲れたとするでしょ?それなら2部ではカスタネットを使うわ! 足技が少なくなり、エネルギーの確保ができるからね。

常にエネルギー100%でいては、何部も続けて踊るには体力が続かなくなってしまうんですよね。🌱