自分が癌と分かってからとにかく暗かった。

暗すぎた・・・ヤバイ


大腸カメラでポリープをとったから1週間は消化の良いものだけ。
毎日お粥に納豆。またはくたくたに煮たうどんうどん
そのまま告知への流れだったので食欲もなくなりそのままの食生活に。
食べる事が楽しみだったのに何を食べて良いか分からなくなり食べるのが怖くなった。
全てが癌の原因になるような気がした。
食べ物もストレスも運動不足でもないのに運動不足に感じたり。
とにかく早く腫瘍を取って欲しかった。
1日過ぎる毎に腫瘍が大きくなるような感覚にとらわれた。
kao03「先生がそんな短期間で大きくはならないですよ」
と言ってくれたのに不安だった。


仕事は有給があんまりなかったので手術の前日までする事にした。
化粧もほぼしていないしsao☆髪型もてけとーあひゃ

起床から15分で家を出れるゴー!!
あ、いつもかwww


もう仕事があるから最低限身支度をしているけど、仕事してなかったら何もやりたくない。
自分飾って何になる。お前のお腹には癌がある。
こんな感じでもうダメダメだった。


すれ違う人や電車の中でも
ガーン自分が一番最悪な病気を持ってるんだろなぁ
とかそんな事ばかり考えていた。

隣で話しているおじいさん達は自分なんかより健康なんだろうなぁとか。

外から見れば私は若い(多分)ガクブル女性でまさかお腹の中に大腸癌を持っているなんてわからない。
そう考えればみんなそうなんだよな。


病気ですと言われて完全に中身まで病気になっちゃった。
こんなんじゃダメだよなとも思う。


病気のせいで自分のまわりの人が泣いたり悲しんだりするのが辛い。
辛いけど正直そんな姿もストレスだった。
みんなにはせめて大丈夫!と言って欲しかった。
私は大丈夫と信じているのに。

死なないのに死ぬの?と思ってしまう。

家族や親せきの前では泣けなかった。
病気になってあんなに泣いたのに。
一人でだっていっぱい泣いた。
思いっきり泣かせてくれた人も居た。
でも家族や親せきの前ではこれ以上心配させてはいけないと涙を我慢した。
すごく心配してくれて私を支えようとしてくれてるのを感じたのでありがたい気持ちにはなった。



とにかく手術の日が待ち遠しくて早く癌を取って欲しかった。
オペが終わらないと先が見えなかった。