前回から引き続き、筋ジストロフィーの日常生活の様子を書きます。
筋ジストロフィーと診断された方や、お子さん等が筋ジストロフィーと診断されて、今後の対策等の参考になればと思います。
日常生活の移動と歩行
一人で歩行する場合
壁や手すり、ロフストランド杖等を使って歩きます。
ロフストランド杖だけで歩く場合は、2本用意して両手に持って歩行します。
ロフストランド杖は1本売りしかないので、私は予備を含めて4本購入しています。
補助、介護する場合
歩行する時は、肩を組んで歩行します。
介護する人が、右側と左側、どちらで歩くほうが、歩きやすいかを自分で把握しておいて下さい。
私の場合は、介護する方が左で、肩を組んで歩きます。
状況に応じて、左と右で入れ替わる場合があるので、両方出来るようにリハビリはしておいてもいいと思います。
肩を組んで歩く場合、互いの持つ場所等があります。
補助する方が左側の場合、
補助する方の、左肩に、私の左手をのせます。
この時、補助する方は、その左手を、左手で、手首のあたりを握って持ちます。
補助する方の右手は、私の腰の辺りを(ベルト等)があればそれを、少し持ち上げる感じで持ちます。
私の右手は、ロフストランド杖を使って歩きます。
気をつけるポイント
手荷物を持たない
出来るだけ軽い素材の服を着る
肩掛けカバン等を出来るだけ避ける
髪の毛が長い場合、縛るか寄せる
服等の素材は、滑るものにしない
小石や小枝は取り除く
姿勢を前かがみにしない
持手荷物等は、っていると、バランスを崩した時に、壁や手すりに掴まれないので、スマホ等はポケット等に入れておきましょう。
軽い素材の服を着る
歩く時に、重い服を着ると、バランスが取りにくかったり、疲れが溜まっていると、足が上がらなかったりするので、軽い素材のほうが、良いと思います。
補助する方で肩掛けカバン等は、避けてもらう
カバンが、相手に当たってしまうと、バランスが崩れて、転倒の恐れがあるので、避けてもらいましょう。
髪の毛が長い場合は、縛ってもらうか寄せてもらう
髪の毛は、ツルツル滑るので、バランスを崩した時に、相手側に掴まる時、滑ったり、引っ張ってしまっても困るので、縛るようにしたほうが良いと思います。
小石や小枝は、取り除く
歩行時の妨げになるので、出来るだけ取り除いてもらいましょう。
小さな小石でも、転倒してしまうので、気をつけて下さい。
歩行時の姿勢は、前かがみを避けもらいましょう
症状の度合いにもよりますが、
私は、前かがみが苦手なので、歩行時は、背筋を伸ばす感じで、歩いてもらうといいと思います。
歩行だけでも、気をつける所は、たくさんありますが、怪我や事故を防ぐために、少しでも取り組めたらいいと思います。
動画でも、紹介していますので、良かったら御覧ください。
