中共の腐敗は、どこまで続くのか???


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 王岐山の行くところ、必ず政治波乱ありて
   北戴河会議直前、こんどは陝西省に出現した
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 既報の通り、反腐敗キャンペーンの中心人物、王岐山はふらりと陝西省に現れた。陝西省は秦始皇帝の阿房宮、夥しい兵馬傭、北へ行くと延安がある。途中にはでっちあげ神話の黄帝御陵もコンクリートつくりで聳えている。黄帝陵はほかにもあるが、ここに参詣に来る中国人をみていると失笑を禁じ得ない。

 王岐山はそうした歴史的遺物には目もくれず愉琳市にある「米脂県楊家溝」の革命遺跡を訪問した。毛沢東の因縁があるといわれる革命遺跡訪問が象徴するのは、次も誰か大物が失脚するというシグナルである。

 今回の陝西省訪問は蘭州軍区連勤部元政治委員のトウ瑞華を事前に拘束しているとされ、この蘭州軍区と関係の深かった郭拍雄との関連だろうと推定される。

 2013年7月以来、王岐山は九つの省を訪問しているが、その度ごとに「誰か」が失脚するというパターンができた。

 2015年3月の河南省訪問では「紅旗渠記念館」を視察したが、北京政泉証券の黒幕、幹部ならびに太子党の株価操作、インサイダー取引の元締めである郭文貴の悪事に関する取り調べに関連したとされる(博訊新聞網、7月12日付け)
 郭文貴は事前に身の危険を察知して機密書類をもって倫敦へ高飛びした。現在は米国に潜伏中と言われる。 

 2013年11月23日、王岐山は湖北省を訪問し中国共産党監察委員会を視察した。その後、湖北省の幹部等が取り調べを受け、同年12月、周永康が拘束される。
  で、次は誰?

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