事件。（長文です）

この間、ちょっとした事件がありましたよ。　　

どこのお宅でも同じだと思いますが、例外に漏れず我が家も、散歩に出陣する時の４ブタのテンションが凄いんですね。

まさに首輪を付ける時が、マックス、ギミギミシェイクで、実際に歩き始めると、あとはテンション下がる一方なんですけど。



事件は散歩に行く準備中、２号が不二子に首輪を付ける時に発生したんですよ。

その時ちょっとだけ、ドアが開いてたんですね。あいにく。

不二子の充血してギラついた目は、自由へのかすかな光を見逃すはずも無く、ましてこれから首輪と言う名の束縛が待っていると思えば、選択肢はただ一つ『脱走』なわけですよ。

体勢を低くして、かすかな光に突入し見事に脱走に成功しちゃったんですよ。もちろん耳は後ろに傾き、まさにモノトーンな弾丸でしたよ。全盛期のベン・ジョンソンもビックリですよ。

２号も『ふぢこーっ！』と叫びながら、織田裕二なみの追跡を試みるんですけど、全然ムリなんですね。
今更ながら２号の競輪選手なみの太モモがセルライトの塊だという事が残念極まりないですよ。

２号がチンタラしているうちに、不二子は自由に向かって加速度を増していくんですけど、幸か不幸か、ちょうどその時に、３件隣のアベックが帰宅してきたんですよ。可愛いチワワと一緒に…。

今まで自由を求めていたはずの不二子の瞳が、獲物を狩る猛獣の目付きになっちゃったんですね。チワワをロックオンですよ。

血眼でチワワに飛び付く白黒と、逃げるチワワ。飼い主にとっては地獄絵図ですよ。

チワワは飼い主さんに抱き上げられるんですけど、不二子はブブカの様な跳躍力でチワワを捕えようとジャンピング・ジャンピングなんですね。

チワワの飼い主さんも負けずに、力道山なみの水平チョップを不二子に見舞うんですけど、まったくノーダメージなんですよ。きかないんですよ。不二子には。

なんとか鼻の下に汗を光らせた２号が、不二子を取り押さえたんですけど、本当に困るんですよ。

ご近所さんの子に襲い掛かっちゃダメですよ。（外ならいい訳ではないですけど。。。）

２号は、猫背な背中をより一層丸くして、スイマセン・スイマセン言ってましたよ。鼻の下に汗かいて。その隣で不二子は爆笑してましたけどね。

チワワの飼い主さんがいい人で、『大丈夫です。大丈夫です。』言ってくれたんですけど、酔っ払いの『酔ってない。酔ってない。』と同じで、同じ言葉を繰り返す時って、大丈夫じゃないんですよね。

ほんとゴメンナサイ。

そろそろ、引越しを考えますよ。引越しを考えますよ。

（過去の不二子武勇伝は→コチラ ）

ノーモア・ジゴクエズ