第1試合はもつれると予想しましたが思ったより差がつきました。

帝京の敗因の1つはセットプレーが上手くいかなかったことです。

ラインアウトでキャッチできたのはほとんどありませんでしたし、

スクラムはレフェリーにアジャストできず反則の繰り返しでした。

確か10連覇が阻まれた年もスクラムが弱かったと記憶しています。

 

相馬監督も試合後の記者会見でスクラムを敗因に挙げてましたが、

レフェリングには思うことがあったようですが口を閉ざしました。

前回にスクラムのジャッジに関して個人的な考えを書きましたが、

この試合のジャッジもたぶん多くの方が納得してないと思います。

組み直しが4回、ペナライズ(間接含む)が5回、なしは4回でしたが、

ペナライズの多くは帝京の第一列が落ちたコラプシングでした。

 

敗因のもう1つはコンテストキックの再獲得率が低かったことです。

対抗戦の再獲得率は35.7%だったのにこの試合は僅か8.3%でした。

なかでもSHのボックスキックは私の知る限りでは1回だけでした。

 

帝京大 対抗戦 早稲田大
5/14 再獲得/コンテストキック(ミス) 2/9
3(2) ロングキック(ミス) 9
16(3) タッチキック(ミス) 10
33 28

 

なぜボックスキックが少なくてSOのハイパントが多かったのか、

私は矢崎君の存在とSHのキックの精度が低いからだと考えます。

コンテストキックは競り合えなければ意味(価値)がありませんし、

プレゼントボールになってしまうとカウンターアタックされます。

矢崎君ら早稲田BK3のラインブレイクを警戒したのだと思います。

スクラムのレフェリングと武智君のキックの信頼度が高ければ、

帝京の再獲得率も上がりもっと競った試合になったと思います。

 

 

帝京大 チーム名 早稲田大
1/12 再獲得/コンテストキック(ミス) 7/17(4)
2 ロングキック(ミス) 12(2)
12(3) タッチキック(ミス) 19(1)
26 48

 

後半25分にイリエサ君が矢崎君に対しラフプレーがありました。

明らかに胸骨より上のタックルでしたし故意に殴っていました。

タッチジャッジの目の前で起きたのにカードは出ませんでした。

イリエサ君は何とかごまかしましたが一発退場ものの反則です。

早明戦での城君の空中タックルもRWCなら一発退場でしょうし、

2,3試合は出場停止になってもおかしくない悪質で危険でした。

 

何年か前の春季大会で明治の選手が暴行したことがありました。

一発退場でしたがその後Aチームで出ることはありませんでした。

将来を嘱望された選手でしたがラグビー人生が終わりました。

城君も花園で優勝した時の主将で高校日本代表でも主将でした。

そんな城君ならあのプレーがどれだけ危険か知ってるはずです。

 

イリエサ君の暴行も城君の空中タックルも全国放送されました。

ラグビーが好きなちびっこラガーマンにはどう映ったでしょう。

子どもにラグビーをやらせている保護者は何を感じたでしょう。

協会は毅然と罰しないとラグビー人口は減少の一途だと思います。

 

 

 

第2試合は予想通りで常に明治がゲームを支配し完勝でしたが、

前半14分に石橋君がイエローになったのは解せませんでした。

ハイタックルでしたがカードを出す程ではありませんでした。

この試合を裁いたのは帝京×明治の米倉レフェリーでしたが、

あの時と同じく事前の注意もなくいきなりカードを出しました。

 

米倉レフェリーは昨年度までは関西協会に所属していましたが、

昨年11月に合格し日本協会A級公認のレフェリーになりました。

昨年度まで関西Aで笛を吹いていましたが評判はすこぶる悪く、

スクラムがまともに組めずによくペナライズしていたようです。

この試合の組み直しは5回、ペナライズが8回、なしは3回でした。

 

前回の認定トライと今回の石橋君のイエローで共通しているのは、

ゴールライン(トライライン)近くのプレーは厳しくとることです。

本人はいたって真面目にジャッジしているつもりなのでしょうが、

観ている側は選手より目立ってたのが気にくわなかったようです。

早稲田や明治が嫌いなファンは米倉レフェリーのジャッジが、

決勝を早明戦にするための策略と思い込むのも仕方ないことです。

明治ファンは余計な事してくれたなと思っているかもしれません。

 

明治のキック数は41本と多く半分以上がコンテストキックでした。

準決勝の勝者は敗者の倍のキック数で再獲得率も高くなっています。

明治もコンテストキックを使ってエリアマネジメントしていました。

後で報告しますがコンテストキックを使った戦術が現在は主流です。

 

明治大 チーム名 京産大
9/23(3) 再獲得/コンテストキック(ミス) 4/12(1)
5 ロングキック(ミス) 5
13(2) タッチキック(ミス) 6
41 23

 

決勝は大学ラグビーを長らくリードしてきた早稲田と明治の再戦。

協会は人気チームの対戦とあってさぞ喜んでいると思いますが、

現状維持ではファンが離れていくことを肝に銘じておくべきです。

リーグワンのように改革しなければ数年しか持たないと思います。