世界一エコなサッカークラブが挑む、全世界サステナブル化計画の全貌. ≪続きを読む≫
5月20日(木) 19:18 提供:パラサポWEB
環境に配慮した持続可能な社会を目指す「サステナブル」という新しい理念は、いまサッカー業界でも急速な広がりを見せている。マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスといった世界のトップチームもこぞってコンセプトに賛同し、地域社会への貢献といったさまざまな取り組みに努めているが、その先陣を切るのはイングランドの小さなサッカークラブ「フォレストグリーン・ローバーズ(FGR)」だ。
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国連やFIFAも絶賛! サッカーを通じて環境問題に挑む、圧倒的な実践力
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そのすべての活動の中心に据える思想は、「サステナブル」だ。
スタジアムの屋根にはソーラーパネルを設置して、使用する電力やガスはすべてグリーンエネルギーでまかなう徹底ぶり。グラウンドの芝も殺虫剤や除草剤を使うことなく、有機肥料と雨水だけで育て、整備用の芝刈り機さえも太陽発電による電動タイプを使うというこだわりようだ。
さらにはスタジアムで使用するプラスチックも最小限におさえ、トイレの手洗い石鹸もオーガニックのものを使っている。
もちろん、たくさんの手間がかかる大変な仕事だが、サステナブルの実現のためなら、どんな地道な作業も厭わない。
こうした世界のどのサッカーチームも行なっていない、サッカーと環境問題を融合させた新しい取り組みは、CO2の排出削減やリサイクルといった分野で高い効果を上げ、2018年には世界初の「カーボンニュートラル(※)なスポーツクラブ」として国連が認証。FIFA(国際サッカー連盟)からも「世界で最もグリーンなサッカーチーム」として高い評価を受けている。
ちなみに、フォレストグリーン・ローバーズがエコ・ファーストへ舵を切ったきっかけは、2010年にクラブのメインスポンサーがイギリスで最も環境に優しいエネルギー企業として知られるエコトリシティへ変わったことにある。
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ヴィーガン料理に、竹製のユニフォーム!? FGRが成し遂げた2つの「世界初」
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スタジアムで提供される食べ物は、驚くことにすべてヴィーガンだ。動物由来ではなく植物由来の食事をとることは、温室効果ガスや資源の削減の観点から地球への負荷を減らす手段となる。
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この方針は、選手を含むスタッフがとる食事にも徹底されている。アスリートが強い肉体を作るためには、動物性のたんぱく質が必要に感じるが、実はヘルシーで新鮮なヴィーガン料理は免疫力や抵抗力を高め、選手のパフォーマンスを向上させる効果があると言われている。事実、選手たちからも最高のコンディションで試合に臨めるようになったと好評を博しているという。
こうした取り組みが評価され、2017年にはヴィーガン協会よりヴィーガンマークの認証証を授与。世界初のヴィーガン・サッカークラブとして公式に認められることとなった。
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また、環境への配慮を重んじる姿勢は、選手の着るユニフォームに表れていることも見逃せない。
なんと、彼らの愛用するシマウマの縦縞からデザインの着想を得た迷彩柄のサッカーシャツは、サステナブルな素材として知られる竹から作られているのだ。
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次なる挑戦は、世界初の木製スタジアムの建設! 目指すは最高にグリーンな環境
そんなサッカー界に真なるサステナブルを広めるフォレストグリーン・ローバーズが掲げる次なる目標は、世界で最もグリーンなスタジアム「エコパーク」の建設だ。
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こうしたフォレストグリーン・ローバーズの先進的な取り組みには、理念だけにとどまらず、経済的にも賛同する声が多く集まってきている。地方の小さなサッカークラブでありながらも、チームの主要株主には名門アーセナルに所属するエクトル・ベジェリンが名を連ね、クリエイティブディレクターにマッシヴ・アタックの中心人物、ロバート・デル・ナジャが迎えられるなど、名実ともに備わった時代の大きなうねりへと発展しつつあるのだ。
コート上でのプレー以外にも、徹底した環境への配慮という取り組みからスポーツで世界を変えられることを証明したフォレストグリーン・ローバーズ。今後も、その斬新なアイデアで世界をさらにグリーンにしてくれることを期待したい。
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本当に、こんなにサステナブルにサッカークラブを運営することが可能なのですね。
トップが変わると、こうも変わる!
この世界一エコなサッカークラブの快挙が、より良い方向でどんどん広がっていくことを期待しています。
数年前までは、まだまだ市民権を得ていなかった「サステナブル」という言葉も、だんだん一般化してきましたよね。
時代の流れを感じます。
ビジネスチャンスでもありますよ。
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