喧嘩したまま永遠のお別れになるなんて。『旦那が突然死にました。』せせらぎさんインタビュー ≪続きを読む≫
4月24日(土) 21:00 提供:レタスクラブ
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レタスクラブWEBの試し読み連載でも大きな反響を呼んだ実話コミック『旦那が突然死にました。』(エムディエヌコーポレーション)。著者のせせらぎさんに夫を亡くした当時の様子や今の心境についてお話を聞きました。
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■辛いときは自分の気持ちをごまかさずに正面から受け止める
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― ……しんどい時はどうやって対処していますか?
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どうしてもしんどい時は、もう全部放り投げて外食しちゃうし、片付けも掃除も洗濯もお風呂もなーんにもしないで寝ちゃうのが一番です(笑)。
――今も落ち込んでしまうときがあると思いますが、そんなときはどうやって過ごされているのでしょうか?
せせらぎ 死別当初の感情の浮き沈みからしたらだいぶフラットになってきたけど、やっぱり沈んでしまうときはあります。
そんなとき、昔は無理やり辛いことを考えないようにしていたんですが、今は「辛い時はどっぷり辛いままでいよう」と思ってるんです。「あ、今辛いの来た!よしめっちゃ泣こう!」って。
辛さの回数を重ねるたびに強くなって、またひとつ幸せに近づいていくのだから、そのための大切な辛さなんだと思ってちゃんと受け止めていきたいです。
■永遠に続く日々なんてない。明日死ぬなら今日をどう生きるのか
――旦那さんとの死別を経験された今のせせらぎさんが、それを経験する前のせせらぎさんに伝えることがあるとすれば、それはどんなことですか?
せせらぎ 夫のことは大好きだったけど、一緒にいると嫌なところが見えてイライラしたり、すれ違うことがいっぱいありました。
でも、時間が限られているとわかっていたら、イライラしてる時間は人生の無駄だったなって思います。
もっと好きなところだけ見ておけばよかった。
そこだけを大事にすればよかった。
もったいないことしたなって。
時間がどれだけあるかわからないなら、全部を「好き」で埋めたほうが絶対にいい。
あと、喧嘩したままお別れになってしまったことはやっぱり今も心残りで、伝えられるときに自分の気持ちを伝えておけばよかったと思います。
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――最後にレタスクラブの読者へひとことお願いします。
せせらぎ 人生って1回きり。人はいつか必ず死ぬって誰もが知っているはずなのに、普通に生きている限りどこか遠い世界の話のように思っているんです。
私自身がそうでした。
でも、明日、隣の人がいなくなること、自分がいなくなることが絶対にないとは言い切れない。
当たり前に続くと思っている日々は決して永遠じゃないんです。
だからたった一度の最後の人生を、明日死ぬとしたら今日どう生きるのか、どんな時間を過ごしていきたいのか、考えてみてほしいです。
大切な人に大切だよと伝えて、好きなものをいっぱい集めて、かけがえのない人生を笑って愛して豊かに過ごしてほしいなって思います。
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私たちは、この世に生を受けた瞬間から、死に向かっているはずなのに。
日々の生活に追われる中で、ついついこの厳粛な事実を忘れてしまいがち。
9.11同時テロの追悼集会で朗読され、瞬く間に世界中に広がり、大きな反響を呼んだ詩『最後だと分かっていたなら』。
もともと10歳の息子を亡くし、その悲しみの思いを綴ったものですが、せせらぎさんの言葉と重なり合います。
明日は来ないかもしれない。
そう思ったら、時間の重みが違ってきます。
自分が一番大切にしたいことは何なのか。
今を生きることの素晴らしさを噛み締めたいと思います。
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