「半グレ詐欺集団」に話を聞いた! 高齢者が注意すべき「すり替え詐欺」や「カード切れ込み」の手口
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1月14日(木) 8:00 提供:ガジェット通信
どうも、特殊犯罪アナリストの丸野裕行です。
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今回はヤクザ組織の傘下で裏稼業を生業にしている某県の半グレ集団に所属するF氏(30歳)に、最新カード詐欺の話を聞いてみました。
いろいろと手口を変えないとアシがつく
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F氏「そうねぇ。例えば、“おたくのキャッシュカード(クレジットカード)が偽造されてる”とか“法律の改変でカードの更新が必要”とか“銀行口座が悪用されてます”とか、キャッシュカード(クレジットカード)詐欺盗で一番よく使われている詐取文句だね。高齢者は法律が変わったとか、マイナンバーでクレジット会社や金融機関の仕組みが変わったとか訳わかってないから……」
決済ツールの不正利用の事件が起こるとうれしい
F氏「dカードやらペイペイで不正利用されたとかのニュースが入ると、みんな俄然張り切りだすよ」
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F氏「新聞記事をファイリングして見せれば、話早いからね。高齢者の不安を煽れるわけ」
封筒すり替え型、カード手交型など手口はいろいろ
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F氏「それが世間に浸透しはじめたから、春前に考えたのは《カード切れ込み詐欺》っていうやつね。秋ぐらいまで通用したね。ウチらの上が情報交換していて、やっぱり手口がメジャーになると逮捕者が出ちゃうわけよ。だから、常に新しいことを考えてる。この手口は単純明快でニセ警官が“口座から65万円が引き出されていますよ。裁判所に持っていくので警察の職員が証拠になるキャッシュカードを取りに行きますので……”という電話を一本」
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F氏「で、1時間も経たないうちに警官がやってきて、不正利用されたカードとして証拠を確保。本人の目の前でハサミで切れ込みを入れ、“これで利用は不可になりました”と本人の確認を取って、キャッシュカードの暗証番号を封筒に入れてもらって、持ち帰ると。ハサミで切れ込みを入れるのは、数センチ。どこを切られれば使えなくなるのか、わかってないから。別の人間に手渡して、すぐに引き出し。最高額で、2千万くらいになったこともあったよ」
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《警官がカード回収すること》など絶対にありません! さらに《暗証番号を聞き出すこと》も絶対にありません!
今まではATMや送金などの振り込み詐欺が増えていましたが、今の詐欺犯罪は“劇場型(ひと芝居打って相手を信じさせる方法)”です!
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騙す手口が巧妙ですね。
法律や新しいしくみに疎い高齢者がうっかり騙されてしまうのもわかりますが、それにしても、お年寄りのタンス貯金の多さにも驚きです。
カードは回収なんてされない。
暗証番号を聞かれることはない。
年配の方には、このことは繰り返し伝えておきましょう。
自分は大丈夫だと思っている人も、詐欺に引っかかりやすいということも。
残念な世の中です……。
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