ニベアの店頭詰替えステーション実験でプラゴミ撲滅目指す ≪続きを読む≫
8月17日(月) 18:30 提供:GIZMODO JAPAN
利便性が求められる時代から、環境への配慮が求められる時代へ。企業も消費者も意識を変えていかなくてはいけない過渡期です。
プラゴミを削減するには、使い捨てのプラスチックボトルを減らすさまざまな取り組みが必要です。
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ボトル再利用促進のためにニベア詰め替えステーション登場
ドイツに本社を置くニベアで有名なバイヤスドルフ社は、ニベアのシャワージェルの詰替ステーションの実証実験で、消費者のボトル再利用を促進するプロジェクトを開始しました。
消費者は空になったニベアのプラスチックボトルをステーションに持参し、詰め替えるだけ。小さなラベルが印刷されるのでそれをボトルに貼り付けて中身を購入します。衛生上の観点からボトルは3回まで詰め替え可能で、詰め替えるたびに印刷されるバーコードで詰替えた回数がトラックされます。3回詰め替えたら新しいボトルを購入しないといけませんが、環境に配慮した努力のご褒美として最初の詰替え分は無料になります。
バイヤスドルフ社は、このニベアの詰替えボトルを、より耐久性のあるものにしているか、詰め替えやすい形状にしているかどうかはわかりません。おそらく詰め替え回数に上限があることから、現在店頭に並んでいるボトルと同じものではないかと思われます。
これは実証実験的プロジェクトを通して、リサイクルで回収されたボトルの状態を分析し、消費者の安全を守るために、詰め替え回数を増やすことができるかを検証する予定です。シャワージェルのボトルは、体を洗った水が飛び散ったり、汚れた手で触ることが多いシャワーやバスタブ周りで使われるものです。詰替えのプロセスは非接触ですが、3回詰替えることでボトルに蓄積される細菌のレベルは気になりますよね。
このニベアの詰め替えステーションの実証実験がうまくいけば、他のコスメ製品にもこのシステムが応用できる可能性が広がります。
そして最終的には消費者が好きな容器に好きなものを入れることができるようになり、プラスチックボトルを完全に排除できるような世界が実現されるかもしれません。
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日本のプラスチックゴミの回収率は高いのですが、物から物に生まれ変わる形のリサイクルは、僅か8%程度。
1番多いのは、プラスチックを燃やして、その熱をエネルギーに変える廃棄物発電です。
そうすると、温室効果ガスなどが排出され、地球温暖化に繋がります。
二番目に多いのは、海外輸出。
ただ、最大の受け入れ国であった中国が環境や人体への悪影響から輸入を禁止し、東南アジアの国々も追随。
輸出が難しくなり、国内処理が求められています。
外国では、すでに店頭詰替えステーションが本格的に稼働していて、プラゴミを減らしている実績があります。
世界の動きに遅れをとっている日本では、ようやく初めの一歩。
まだ実証実験の段階ですが、より多くの会社のさまざまな商品に店頭詰替えステーションが波及することを願っています。
何しろ、30年後の海は、魚よりもプラスチックの方が多くなる、と危惧されてるほど大量のプラスチックが海に流されています。
そのプラスチックは、波や紫外線の影響を受け、やがて小さなプラスチックの粒子となります。
5mm以下になった物をマイクロプラスチックといい、魚などの体内から発見されていますが、それだけではありません。
食物連鎖を通じ、回り回って、水道水、塩などにも含まれ、私たちの体内にも吸収されています。
どういう影響があるのかは……。
未知。
いずれにしても、プラゴミを減らすことは、必要不可欠です。
企業も市民も共に努力しなければ!
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