人種差別主義者に罵声を浴びせられた社員を守るどころか解雇したフェデックスをボイコットする動き 「#BoycottFedEx」がトレンドに ≪続きを読む≫
5月22日(金) 14:30 提供:ガジェット通信
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アメリカのジョージア州リーズバーグでは、フェデックスの宅配ドライバーが人種差別主義者の顧客とのやり取りをビデオで撮影したところ、解雇される羽目になってしまいました。
トラブルの原因は、単純に2名のアフリカ系アメリカ人ドライバーが荷物を届けた先で、顧客から人種差別的な内容の罵声を浴びせられたことがきっかけのようです。
この時のやり取りを撮影した動画を見た人たちにより、SNS上では「フェデックスをボイコットしよう」という声が多数寄せられ、「#BoycottFedEx」というハッシュタグがトレンドとなっています。
SNS上では、「彼らを解雇するという決断をしたフェデックスの担当者こそがクビになるべき」「たった一人の客を喜ばすために数万人を怒らせてしまったね」「人種差別を肯定するフェデックスじゃなくてUPSかUSPSを使おう」「この大変な時にリスクをとって働いてくれているドライバーを守る代わりに解雇するって一体どういう会社なんだ」といった怒りの声が圧倒的となっています。
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フェデックスによる「当社はジョージア州での出来事について認識しています。この件に関しては調査中ですが、雇用は継続しています。当社は差別、報復、不当な雇用行為に対する異議申し立てを真剣に受け止めています」という内容のツイートも火に油を注ぐ結果となっているようです。
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解雇された二人のために、クラウドファンディングのGoFundMeでプロジェクトが立ち上がりました。すでに目標金額の7万5000ドル(約800万円)は突破しています。
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一昔前なら、解雇された労働者は泣き寝入りをする羽目になっていたかもしれません。
人種差別を放置した会社をボイコットするというこの動きは、今の時代ならでは、のこと。
バズる(インターネット上で口コミなどを通じて一躍話題となる)と、本当に大きな影響力を持ち得ます。
今回は人種差別ですけど、人種差別に限らず、どんな差別であっても、消費者は敏感になっています。