食べ物を捨てすぎる日本人世界食糧援助の2倍の量を廃棄 ≪続きを読む≫
9月14日(土) 7:30 提供:太田出版ケトルニュース
……
ごみ清掃員として働き、“ごみ清掃員芸人”として話題の「マシンガンズ」の滝沢秀一は、8月に『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)を発売。
……
〈ごみ回収をしているといつも思うことがあるんだ。もったいないなぁ、って。半分しか使われてないキャベツ、萎びたニンジン、全然手がつけられていない小松菜。こういうものが、よくごみとして捨てられているんだ。
……
滝沢によれば、開けていないゼリーやレトルトのカレーなどが捨てられていることもあるとか。1年間に捨てられる量は、驚異的な量に上る。
〈あまりにも毎日毎日食べ物のごみが出るから、ごみ先生は気になっていろいろと調べてみたんだ。みんなが残した食べ物(まだ食べられるのに捨てられた食べ物) は、日本で年間なんと約643万トン。数字が大きすぎてピンとこないでしょ?
じゃあ、こう考えてみよう。食べ物がなくて世界には苦しむ人達がいる。その人達に、食べ物が足りている世界の人達が食べ物を分けることを食糧援助というんだけど、その世界食糧援助の量が、年間で約320万トン(平成26年)なんだ! これ驚かない? 世界中の人達が食べられない人達を助けようとする食べ物より、ぼくらの国だけでその約2倍の食べ物をごみ箱に捨てているんだ〉
そもそも日本の食料自給率は50%に満たず、多くを輸入に頼っている。外国から食べ物を買って、それを捨てるとはとんでもないムダだが、それが現地の人間にまで迷惑を掛けているという発想にはなかなかたどり着かない。滝沢はいう。
〈食べ物をぼくたちに売ってくれた海外の国には、ぼくらが食べ物を買うことによって食べ物が行き渡らなくなって死んでしまう子供達がいる。そうやって手に入れた食べ物をぼく達日本人は食べ残している、ということを知ってほしいんだ。だから、食べ物は大切に食べてね。ぼくが言っているのは、食べるのを減らしてよってことじゃないからね。食べられる分だけ取って、最後まできちんと食べるのが大切だってことだからね。
……
実は、お店とぼくら一般家庭から出る食べ物のごみの割合は、お店が55%で家庭が45%なんだ。食べ物のごみの約半分は家庭からなんだよ〉
もし、何かの理由でどうしても食べきれない物があった時の方法として、滝沢は「フードドライブ」に寄付することを勧めているが、同書を読めば、食べ物を残す気などきっと失せるはず。
私たち日本人が食べ物を捨てすぎていることはわかってはいたけれど、まさか世界食糧援助量の2倍にも及ぶとは……。
本当にもったいない。
私たちに食べ物を売ってくれた国の方々に申し訳ない。
家庭ごみが多いことも驚きだけど、それならば、市民一人ひとりの意識の持ちようで、減らせますよね。
捨てるはめにならないように、食べきること。
そして、外食産業の方にお願いしたいことは、コーヒーショップのコーヒーカップの大きさを選べるように、サイズを大中小用意してほしい。
食べざかりの男の子と年配の方とでは、食べる量が異なるのに、同じ一皿なのはおかしいでしょう。
食べれる量を食べれるように。
食べ物は大切に、ありがたくいただいたい。
自然の恵み、人々の努力の賜物に感謝しながら。
下記の画像をクリックしていただくと
社労士ランキングのポイントがアップし、
るんるん♪励みになりますので
どうぞよろしくお願いいたします♪
どうもありがとうございます。感謝のうちに。
お問い合わせはこちら