【10連休は本を読む】どん底マクドナルドをどうやってV字回復させたのか(気になるビジネス本) ≪続きを読む≫
4月30日(火) 12:30 提供:J-CAST会社ウォッチ
ハンバーガーチェーンの日本マクドナルドは5年ほど前、トラブルが重なって客足が遠のき、どん底状態に落ち込んだ。……
「『300億円赤字』だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密」(足立光著)WAVE出版 著者は元マーケティング本部長
日本マクドナルドの奇跡ともいえる回復ぶりを描いた著者、足立光さんは、それを担った人でもある。……
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人事部長と社長室長は入社に反対
足立さんが日本マクドナルドに入社したのは2015年10月。同社は14年に期限切れ鶏肉使用問題がマスコミに大きく取り上げられ、のちに問題の鶏肉を使っていなかったことが分かるのだが、15年1月に異物混入騒動が持ち上がり同月の売上が前年比約4割近くダウンするという事態に陥った。また、足立さんが就いたマーケティング本部長の役職は当時「10年間で9人目」。火中の栗を拾うどころか、炎上状態のなかに飛び込むに等しかったようだ。
外資系企業を渡り歩き経営幹部も務めた経験を持つ足立さん。ある企業では競合企業の製品を出し抜いて売上を伸ばし業績を急回復させた実績もあるが、それは進取の気性にあふれるパーソナリティーがなせるワザだった。一方、マクドナルドは「真面目で保守的なカルチャー」であり、周囲は「全然合ってない」とみる。入社に際しても人事部長と社長室長が反対したという。ところが足立さんは、最終面接前にマック店舗に乗り込み研修に入り、店長らがその働きぶりを高く評価。このことが副社長の耳に入り、一転、採用になったという。
SNS活用、意表つくキャンペーン
マクドナルド入社後の足立さんは、持ち前の前進力でさまざまな施策を打ち出す。……
「第三者であるメディアや客のSNSで『美味しそう!』『美味しかった』と取り上げてもらった方が信頼性や説得力が高まる。品質事件の影響で、日本マクドナルド自身がいくらCMで『安心安全で美味しいです』と訴えても、『本当のこと言ってるの?』と懐疑的な目でみられてしまう」
マックがしばしば行うキャンペーンでも新機軸を導入。新製品の売り込みで「名前募集キャンペーン」で意表をつき、また「マックチョコポテト」や「グランドビックマック」「ギガビッグマック」など製品そのものでも意表をついた。
また、イメージキャラクターに相撲の横綱白鵬を起用。米本社は肥満を連想させるとして力士との取り合わせをNGとしていたが何とか説得して実現させた。
「ポケモンGO」とのアライアンス
V字回復を導いた施策はほかにも数多いが、それまでほとんどマックの店舗を訪れたことがなかった人までを呼び寄せたのは「ポケモンGO」とのアライアンスだ。……
しかし「ポケモンGO」とのアライアンス決定を全社会議で報告したときは社内は無反応だったという。実は、足立さんの提案に対する反応の薄さはこのときばかりではなかったそうだ。
足立さんは3年たらず勤務した18年6月に退任し、ナイアンティックに転職。本人によれば、3年以上同じ仕事をしていると自分の成長が止まっている気がするという。
……
人事部長と社長室長が入社に反対していた人が会社をV字回復させた立役者、というところが興味深くありません?
従来通りのやり方の延長上では、そうそううまくはいきませんよね。
新たなる視点、発想があればこそ、です。
「3年以上同じ仕事をしていると自分の成長が止まっている気がする」という感覚。
何も転職するということではなく、同じ仕事に携わっていても、その自分の仕事をバーションアップしていくことは、大切ですよね。
3年前のあなたと、今のあなた。
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