【リカちゃん平成史】行方不明のパパが元年に初登場、時代を反映しバブル期には億ションも ≪続きを読む≫
3月3日(日) 9:30 提供:ORICON NEWS
1967年の発売以来、世代を超え多くの女のコに愛され続けているタカラトミーの「リカちゃん」。その歴史を振り返ると、家族構成やファッションなど、つねに時代背景やトレンドを反映していることがわかる。
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■平成元年に初登場 行方不明だったリカちゃんのパパがマイホームパパに!?
……リカちゃんのパパが登場したのが平成元年にあたる1989年。
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パパの「香山ピエール」はフランス人で、36歳の音楽家。…… そんなパパは、女性の社会進出や男性の積極的な育児への関わりが注目され始めてしばらくたった2014年に、“イクメン オブ ザ イヤー”を受賞。子育て先進国のフランスで生まれ育った彼は、家族との時間を大切にし、子供をお風呂に入れたり、家事にも積極的に取り組むイクメン。受賞後は、1年間の育休を取り、Twitterを通して育児の楽しさや悩みを発信し、イクメンの認知にも貢献した。
■バブル期には“億ション”も? ハウスや家電グッズにも時代を反映
リカちゃんを使った「ごっこ遊び」に欠かせない“家”も、時代に合わせて変化している。平成の始まる1年前、1988年にはバブル期の象徴とも言える「ひろびろオクション」を発売。さらに、六本木ヒルズ開業の翌年にあたる2004年には「ハートヒルズマンション」を。2006年には、家具付きの豪華な「おへやいっぱいゆったりさん」と、時代に合わせたハウスが次々と登場。同年には「ワンにゃんペットサロン」も発売するなど、ペットブームを反映している。
そして2010年代に発売されたハウス「ゆったりさん」シリーズには、ドラム式乾燥機や、ロボット掃除機など時代に合った家電を搭載。さらに、部屋の中にあるボタンを押すと、「ごはんの用意お願いね」というママの声や、蛇口から流れる水やレンジの音など、様々な音声が流れるように進化している。同年には、リカちゃんハウスはエレベーター付きの2階建ての「ドリームハウス エレベーターのあるあこがれのおうち」に。……
■コギャル風に、サミットリカちゃん…平成を彩った「リカちゃん」たち
リカちゃん自身も、時代に合わせて顔や体型が変化。1987年に誕生した4代目リカちゃんが現在まで続いている。1999年には、当時のコギャルブームに合わせ、日焼けしてルーズソックスをはいた「ストリートリカちゃん」が登場。その他にも90年代以降、「小野小町リカちゃん」「ベルサイユのリカちゃん」「名古屋嬢リカちゃん」などバリエーションが多様化。2000年の九州・沖縄サミット開催時は、記念として「サミットリカちゃん」が限定発売された。
また2010年以降は髪の毛に新素材を採用し、髪色が変わったりカールヘアも楽しめる仕様に。さらに新たな試みとして2015年には、大人向けリカちゃんブランド「LiccA」を創設。スタイリッシュなボディに加え、トレンドを反映したファッションや小物など、大人も楽しめるリカちゃんが誕生した。誕生50周年の2017年には衣装デザインをリニューアルした「50周年記念リカちゃん」を発売。流行や世相に合わせ、さまざまなリカちゃんが誕生し続けている。
■“女のコの憧れ”として半世紀以上、「懐かしいけど、新しい」半歩先行く存在に
いつの時代も流行に敏感なリカちゃんは、女のコの憧れや夢を叶えてきた。90年代の終わりには自らをブランド化し、企業とコラボしたタレント活動も。さらに、2010年からはTwitterを開始。話題の物や人に合わせて毎日情報を発信し続けている。
たとえば、今年1月28日にテニスの大坂なおみ選手が全豪オープン優勝したときには、祝福のメッセージと共にラケットを持ったリカちゃんが。他にも安室奈美恵さんの引退時には、アムラーファッションで感謝の気持ちを、『筋肉体操』のヒットに合わせて「リカちゃん筋肉体操」の投稿をするなど、バラエティに富んだ内容で多くのファンを獲得。今年1月にはフォロワーが12万人に達した。
“本当に日本の女の子が喜ぶ人形を作りたい”という思いから生まれ、世代を超えて愛され続けるリカちゃん。生みの親であるタカラトミーに、その思いを聞くとこんな答えが返ってきた。
「1967年の誕生以来、“今”子どもたちはどのような生活をしているのか、“今”何に憧れ、どんな夢を抱いているのかなど、常に子どもたちの“今”に寄り添い、“憧れの半歩先を行く”存在として、ともに時代を歩んできました。これまでに累計6,000万体以上のリカちゃんが販売されていますが、そのひとつひとつに夢や思い出が詰まっていることと思います。これからもリカちゃんは親子二世代、三世代と一緒に夢を見ながら育ち、時代を反映しながら、“懐かしくて新しい”存在として歩んでいけるよう、願っております」
確かに、「懐かしくて新しい」リカちゃん。
私の子ども時代のリカちゃんより、今のリカちゃんは垢抜けて、可愛くなっています。(笑)
一人息子なのにリカちゃん人形を購入したのは、男の子用のおもちゃ、女の子用のおもちゃ、と決めてかかりたくなかったからです。
女の子が遊びに来ても、楽しめるしね。
「ごっご遊び」は想像力を豊かにするのに、いいと思ったし。
ちなみに、0歳の頃から、息子はぬいぐるみより車のおもちゃの方を好み、性差は必ずしも文化的に作られたものでもないと実感しましたが。
なるほど、 「憧れの半歩先を行く存在」というコンセプトだったのですね。
リカちゃんとリカちゃんをとりまく人たち、リカちゃんハウスや家電製品を通して、時代が垣間見えるなんて、スゴイ!
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