調子こいたベンチャー出身24歳が、大企業で通用しなかった理由 ≪続きを読む≫
10月13日(土) 8:54 提供:日刊SPA!
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◆ベンチャーでは「俺、仕事ができる!」と絶対の自信が
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「僕の父は中小企業のサラリーマンで、毎日クタクタになって帰ってきて、休みの日は一日中寝ている生活でした。そんな父の姿を見て、自分は絶対にこんなダサいサラリーマンにはなりたくないと。仕事に生きがいを見出して、楽しい人生を送りたいなと思って、インターンを経てそのまま自己裁量の大きいベンチャー企業に入社しました。
仕事は大変でしたけど、責任のある仕事を任され、会社の利益アップにもたくさん貢献してきました。部下もたくさんいて、23歳で役職がついたことで、自分は仕事ができる! と完全に調子に乗りました」
◆起業のために「大企業出身」の肩書きがほしくて
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「組織の歯車的なイメージの強い大企業なんて絶対に嫌だと最初は思っていましたが、福利厚生もしっかりとしていて、ボーナスもかなりの額がもらえることはやはり魅力でした。
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あと、僕は将来、自分で起業するという目標を持っていたのですが、今波に乗っているベンチャーの社長たちは大企業出身者が多いんです。やっぱり、元〇〇出身という肩書は、起業したときに大きな名刺代わりになりますしね」
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「直属の上司が特別厳しかったというのもあるのですが、これまで僕が抱いていた仕事というイメージを根本からくつがえされました。ベンチャー時代は自分のデスクにある椅子に、ほとんど寝転がるようにもたれかかりながら仕事をしていたんです。実際にそういう人も多かったですし。
ですが、転職先でそうやって仕事をしていたら、ものすごく怒られたんです。“お前は態度が悪い”と。あと、前職では当たり前だった音楽を聴きながら仕事をすることも認められなくて。“仕事を舐めてるのか”のようなことを言われた記憶があります」
◆「営業先の偉いおじさん」に「そ~っすよね~!」
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「情けない話なのですが、ビジネスにふさわしい言葉が全然わからなかったんですよね(笑)。……
先方のそこそこ偉いおじさんに、“そ~っすよね~!”って言ってしまったときのあの空気は忘れられません(笑)。そういうことが何度かあり、一度とある企業からプチクレームみたいなものが来たことで、先ほど言った厳しい上司に怒られ、仕事のできない若い奴というレッテルを貼られました」
◆結局、前いたベンチャーに出戻り
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「やっぱり、適材適所という言葉はズバリだと痛感しています。ベンチャー企業に戻りましたが、そこでは実績をあげられているので(笑)。ただ、一度大企業に転職してみたのは本当に良い経験でした。自分の至らないこともたくさん知れましたし、絶対にベンチャー企業からは出ない! と心に誓えましたし(笑)」
彼を生かせなかった大企業の側にも問題はあったのだろう。ただ、「仕事ができる」という定義はとても難しい。特殊な技能を求められる専門職でもない限り、何をもって仕事ができると判断されるものなのだろうか。
今回の話を聞いた限り、仕事ができる会社員とは「その会社のルールに適応し、なおかつ実績をあげられること」が第一条件だと感じた。……
私は、新卒で就職したのが富士通だったので、新入社員教育を当たり前のものとして享受しました。
だから、中小企業に入ったとき、若い頃、お金をもらって、ビジネスマナーを教えてもらえたのはよかったな~と、そのありがたみを感じましたね。
そのことを思い出しました。
教育と福利厚生に関しては、やはり大企業はスゴイ!
ただ、仕事では、組織が細分化されていて、その歯車のひとつにしかなれません。
大企業のよさ、中小企業のよさがそれぞれあります。
だからこそ、「適材適所」は大切なポイント。
雇用される側も、雇用する側も、持てる力を最大限活用できるようにしなければ。
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