<11月4日(土) 9:00提供:GETNAVI>
アスリートが金字塔を打ち立てたとします。大記録を達成したとします。そのインタビューで必ずといっていいほど口にする言葉は、「これを通過点にしたいです」。正解です。なぜなら“通過点”にしたからこそたどり着いた金字塔、大記録なのですから。
■ゴールが近づくと“力をゆるめて”しまう?
先のリオデジャネイロ・オリンピックでも、日本人で金メダルを手にした選手は、リオ五輪を最終的なゴール(目標)に設定しませんでした。2020年の東京オリンピックを最終ゴールに設定し、リオ五輪を“通過点”にしたからこそ金メダルを獲れたのです。
人は身近なゴール(目標)が近づいてくると、力をゆるめてしまう傾向にあります。
松井秀喜がヤンキースに入団して2年目のシーズン、31本のホームランを記録しました。……
本人もわれわれマスコミも「これは、もっといける!」と思ったのは無理もありません。
■大丈夫と思ったときが“終わり”の始まりに
ところが、メジャーリーグの10年間で結局、2年目の31本が最高で、それを超えることはできませんでした。現役を引退する際、松井はこう言いました。
「もう大丈夫と思ったときが、終わりの始まりなんですね」……
■もうひとつ先のゴールを設定する
達成しようとする記録のもうひとつ上の記録をゴール(目標)に設定する。…… 目標とする売り上げの少し上の金額を設定するのです。…… これで“通過点”にできるのですが、さらに重要なことは、ゴール(目標)が近づいてきても、けっして「もう大丈夫」と思ってはいけません。「もう大丈夫」を禁句にすれば、ゴール(目標)の方からあなたに近づいてくるでしょう。
ゴール目前で気がゆるむ。
なるほど、そういうものかもしれません。
特に、それまで頑張っていた人ほど。
ただ、常にワンランク上の目標に追われていると、達成感なるものを満喫することもできません。
その兼ね合いをうまくコントロールしている人間が、うまくいくのでしょうか。
自分自身への飴と鞭の使い方が絶妙なのでしょう。
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