…… 壱番屋にとっては、いい迷惑のこの騒動だが、注目したいのは同社の対応の早さである。
報道によれば、同社のフランチャイジーに勤務するパートがスーパーマーケットで買い物中に発見し、本部に通報したのが今月11日。
その後13日には同社は「産業廃棄物処理業者による、当社製品(ビーフカツ)不正転売のお知らせ」というリリースを発表している。その間、中一日。
商品が出る前に発覚し、きっちり廃棄処分されたとはいえ、製造段階での異物混入という同社にとってはあまり都合が良くない廃棄理由もきっちり明記したたうえで、不正転売の事実まで辿り着いてのリリースを出している。
常に現場に立ち、自店のあり方に厳しくあった創業者の宗次徳二氏の”ココイチイズム”を体現していると言える。
さらに、不正転売の事実を突き止める迅速な調査力や、期せずして明らかになった「異物混入」の可能性がある場合には全ロット廃棄するという厳しい管理体制もさることながら、数多あるフランチャイジーの1パート従業員の声を本部がきっちりとすくい上げて、即座に調査を行った点も注目したいところだ。
現社長の浜島俊哉氏は19歳のときにアルバイトで入り、宗次氏に認められて社長にまで上り詰めた人物。
現場の人間の声を軽視しない姿勢がここにも垣間見える。
こうした迅速な対応は市場も評価したようで、15日の同社株は前日終値から160円高の5800円となっている。……
何かあれば全廃棄するという食品の管理体制。
パートの声をすくいあげ、即座に問題を調査、公表する組織力。
CoCo壱の株があがりましたね。
慣用句としてだけではなく、本当に株もあがったそうで。
迅速な対応が評価されるということを、世の経営陣は心に覚えておいていただきたいと思います。
それにしても、廃棄物の不正転売については、厳しい罰則を課してほしいものです。
スーパーならまだしも、お弁当屋さんなどに流出していたら、消費者はわかりませんよ。
個人的には、お弁当や冷凍食品を買わない食の安全こだわり派なのですが、ますます安い物は何だか怖い感じが……。
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