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↑「トップランナーに聞く 作家林真理子」より
…… 就職できず、苦労された。困難をどのように乗り越えられたのですか。
…… 貧乏で先の見通しは全く立っていなかったけれど、それほど悲壮感はなかったんです。
逆に、40通以上の不採用通知の束を、宝物にしていたぐらい。
……何年か先、有名になった私のところに取材しに来た人にその束を見せて「こんな時代もあったのよ」と笑う自分を想像していました。
「私を落としたこと、きっと後悔する日が来るから待っていなさい」
「今に成功して、この貧乏時代を懐かしむ日が来る」と思っている自分がいた。
自分でもなぜそこまで自信が持てたのか分かりませんが、自己評価は高かったんです。
自己評価が高いって、生きていくうえで大切なことなんですよ。
高い自己評価をどう保つのか自分なりに分析したところ、「人に褒められたことをよく覚えている」。
褒められたことは、お世辞だなんて思いません。
何か1つでも褒められたら、それを10倍くらいに捉えて覚えておく。
それが、私の強さにつながっていると思います。……
それでも、嫌なことって起きますよね。
そんな時は、寝るに限ります。
次の日、朝日を浴びながら考える。
夜考えると、いい方向に考えられないことが多いですから。
世の中の大抵のことで、解決できないことはないと思います。
私の場合、仕事やプライベートで何年かおきに必ず、嫌なことが起きる。
「来てる、来てる。課題が来た」という感覚になり、「今、試されているな」と感じるんです。
そんな時は、「この嫌な波をどう乗り越えていくかなあ」と考えますね。……
努力が報われない時代といわれる現代でも、投げやりにならず、未来の自分を想像しながら、自分を信じて進んでほしい。
性差や年齢を超えて、まずは少しでも上を目指して、努力してみてほしい。
そのためには、自分のことをもっと好きになって、認めてあげてください。
私のように、褒められたことを思い出すのでもいい。
自分で自分に優しくして、少しでも高めてあげなければ、落ちていくばっかりじゃないですか。
人生、最後は自分です。
自分で自分を認めて、実りある人生を歩んでほしいと願っています。
子どもの頃の私は、「お世辞を真に受けちゃいけない。りかちゃん、自惚れないように、褒められたことはなかったことにしよう」という主義でした。
その一方で、「悪く言われたことは忘れないで、繰り返し思い出そう」という林真理子逆パターン。
たまたま自分自身には大きな挫折がなかったため、特に困ることがなかったのは、ラッキーでしたけど。
そんな私でしたが、22~3歳位の頃だったでしょうか。
大事なことに気づいたのです。
自分を愛さないと、人を本当には愛せない。
自分を認めないと、人を素直には認められない。
それ故、褒め言葉はそのままありがたく受け取り、りかちゃん大好き人間に♪(笑)
これからはさらに。
林真理子式自己評価を高く保つ「人に褒められたことをよく覚えている」を実践しましょう。
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