
『PHP』9月号
「鈴木明子インタビュー 失敗を活かしてこそ人生」より
優勝よりうれしい準優勝がある
…… もちろん、高得点をとれるように練習に励むけれど、点数をつけるのは他人。
そこに縛られていては、いい演技はできません。
だから、試合では「自分のベストを尽くす」ことがすべてだと思っていました。
フィギアスケートは相対的な評価で順位が決まるから、「うまくできなかったな。失敗したな」と思っても高順位になることがあるし、「ベストな演技ができた」と思っても、順位は今ひとつのこともあります。
私にもそうしたことがあって、2012年のNHK杯では、ショートプログラムはよかったけれど、フリースケーティングは悪かった。
でも、ほかの選手もミスが多かったこともあって、優勝することができました。
一方、翌2012年のNHK杯では、ショートはよくなかったけれど、フリーでは自分としては完璧のできでした。
それで結果は準優勝。
一般的には優勝した11年の方がうれしいと思われるかもしれませんが、私は12年の準優勝のほうがずっとうれしかった。
自分の演技に満足できたからです。
大事なのは「自分ができたか」。
他人と比べてどうだったかではない、と思っています。
今はプロスケーターとして活躍中の鈴木明子さん。
ご自身の経験談に、頷かれる方も多いのではないでしょうか。
自分を基準にする。
そうすると、余計な雑念に惑わされずにすみます。
何を隠そう、私は、子供の頃から「りかちゃんワールド」が確立していて、人と比較しない質。
競争心に欠けるというデメリットはありますが、本人は精神的に楽というもの。
優越感も劣等感もあまり持ちたくない、と思っています。
励みになりますので、1日1クリックの応援を
どうぞよろしくお願いいたします。
↓



社会保険労務士福島里加事務所 http://runrunsr.jp/
〒150-0002 渋谷区宇田川町6-20 パラシオン渋谷303
