
5/20 日経新聞
「清水勝彦 経営書を読む
アイエンガー著『選択の科学』③」より
「三つ子の魂百まで」ということわざを証明した「マシュマロテスト」という実験があります。
おいしそうなマシュマロを見せ、「おじさんが戻るまで我慢できればもう1つあげる。もし我慢できなかったらベルを鳴らしなさい」という設定で、4歳児がどんな行動をとるか見たものです。
ベルを鳴らすのを待てた時間は平均3分でした。
最後(15分)まで我慢できた子供(全体の3割)らを追跡調査すると、我慢できた子供たちは長じて困難により積極的に立ち向かい、社会的地位も高いという結果が出ています。
選択を司る意思の力は人間の人生を左右するのです。
ただし、とアイエンガー教授は付け加えます。
無駄なことを一切しない、ぜいたくもしないでは、人生面白くも何ともない。
「適正なバランス」が大切なのですと。
誘惑から逃れるには、意志力を付けるのはもちろんですが、意志力は有限です。
意志力にはキャパシティがあり、あることに使うと別のことに使えなくなるといわれています。
難しい仕事をした後、お酒を飲んだり、甘いものを食べたりするのは、科学的に正しい行いなのです。
頑張らないことも必要なのです。
ですから、マシュマロを見ないようにするといった「誘惑の対象から気をそらす」ことも大切です。……
おぉ。
甘いものを食べる正当的な理由があったわ。
えっ?
難しい仕事をした後でなくても、食べてる?
ま、まあ…。(汗)
それからね、私は、言うなれば、キャパシティ限界主義者。
そして、マシュマロを見ないようにする派。
だから、1日が48時間あれば、自宅にテレビを置くけど、24時間しかないから、ノーテレビを貫いているわけで。
アイエンガー教授の言葉に、妙なところで妙に納得している私です。
選択の科学/文藝春秋

¥1,749
Amazon.co.jp
縁起のいい富士山のバナーをポチッと押して下さいね!
応援してくれたあなたにもいいことがありますように♪
↓



社会保険労務士福島里加事務所 http://runrunsr.jp/
〒150-0002 渋谷区宇田川町6-20 パラシオン渋谷303
