PRESIDENT (プレジデント) 2014年 1/13号 [雑誌]/著者不明

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「『女性管理職30%』で働き方はどう変わるか」
大和証券グループ本社会長 鈴木茂晴
…… 代表的な取り組みが、07年より始めた「19時前退社の励行」だ。
働く女性の多くは、家事や育児のためにどうしても早い時間に退社しなければならない。
だが、残業が常態化している職場では、そのことにうしろめたさを感じる女性が多かった。
職場の中に「長時間働いている人が頑張っている」という文化があったためだ。
そこで、個人営業部門を中心に全店で男女の別なく、原則、夜7時までに会社を出なければならないという決まりを設けた。
夫が転勤するとき、転居した場所で働く支店を見つけられる制度も整えた。……
働くうえでの障害を取り除き、優秀な女性が辞めないようにすることは、会社にとっても得になるのでうある。
このように環境を整備することで、女性は加速度的に力を発揮し始めた。……
ダラダラ仕事することがなくなった
女性が活躍するようになると、男女とも効率的に時間管理する人が増え、仕事の生産性が上がった。
仕事が何時に終わるかわからない時代は、5時半にはラーメン屋に行き1時間くらい夕食をとった後、「もうひと頑張りするか」と仕事をしたものだった。
だったら7時までみっちり仕事をこなし、その後に家族や友人と食事をしたほうがよい。……
社会的に女性管理職を増やそうという機運が高まっているが、強制的に「3割に増やしなさい」というやり方をすると、うまくいかないだろう。
成果を出していない人を女性というだけで引っ張り上げれば、男性はやる気をなくしてしまう。……
大切なのは評価を公平に行うことだ。
男女関係なく評価を公平に行っていけば、成果を出す女性は必ず生まれてくる。
男性ばかりだった証券会社で違う価値観を持つ女性が活躍した結果、当社の男性たちは大いに刺激を受けている。
つまり、女性が活躍できる環境は男性のためにもなるのだ。……
そうそう、女性を公平に評価し得る職場環境作りが、肝要ですね。
女性優遇策ではなく、男女共に効率的に仕事をし、プライベートも大事にする働き方。
個々人にとっても、会社としても、メリットがあるでしょう。
「19時前退社の励行」は、是非とも多くの会社に真似していただきたいものです。
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