「被災地の肖像5 毛布に書かれた気遣い」より
「がんばりすぎないで下さい」。
地震発生から8日目、宮城県石巻市内の避難所の阿部治雄さん(79)の元に、体調を崩して知人宅に身を寄せている妻、ふきこさん(75)から毛布に書かれた手紙が届いた。
門脇町一丁目町会長として避難所の運営に一役買っている治雄さんは、とことん突き進む一本気な性格。その無理を心配してのものだ。
昔、マグロの遠洋漁業の漁師だった。モットーは「平等に」。
食料が足りなかった震災直後、いさかいが起きないように気配りした。
弱気になる人がいると努めて冗談を言って場を明るくもした。
被災直後の避難所はさながら嵐にもまれる遠洋漁船のよう。しかし、その中は津波にめちゃくちゃにされた外界と異なり、見事に秩序だっていた。
壁沿いにトイレで流すための水を入れたペットボトルやバケツが整然と並び、高齢者を暖かい畳の部屋に集め、若い元気な人には寒い講堂を割り当てた。
物資の運搬など力仕事は男性、女性は物資の仕分けや炊き出し、高齢者はトイレ掃除を担当した。
「マグロ船は35メートルの大きさに20人からが1年間仲良く暮らすわけだから」と胸を張る。
5月中旬、治雄さんは避難所を出た。「いつまでも世話になれないから」。
現在は夫妻で東松島市内に借りた家に住む。まだ、家を建てる余力はない。
「がんばっているとは思っていない。前を向いて進んでいるだけ」と、さらりと言った。
「がんばりすぎないで下さい」。
心に響く、深い言葉ですね。
人は、頑張ることができます。ある一定期間であれば。
でも、ずっと全力で頑張り続けることはできません。
何かが何処かで綻びるでしょう。
だから、頑張り過ぎない方がいい。
自分自身のためにも、人のためにも。
そして。
「前を向いて進んでいるだけ」
気負わない姿勢が素晴らしいです。
祈りのうちに。
るんるん♪語録/8月18日
1㌢でも1㍉でもいい。
日々、前進あるのみ。
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