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私は、サッカーに興味はない。
長谷部誠という選手のことも知らない。
知っていたのは、プロサッカー選手の書いた『心を整える』というメンタル本が売れていること。
その本の印税は、全額ユニセフを通じて、震災支援に寄付されること。
上記に掲載した本にはないものの、実は、長谷部選手の横顔のカバーがついており、これが爽やかでカッコイイ。
何か読む前から、読んで損はしないような気にさせてくれる本だった。
そして、実際、読んでみての感想。
2011年3月20日 第1刷発行。
2011年5月10日 第9刷発行。
この増刷ぶりが納得できる。
売れるだけのことはある、と実感した。
本のカバーに「誰でも実践できるメンタル術!」と記載してあるが、なるほどなと思う。
「メンタルを強くする」という感覚ではなく、「心をメンテナンスする」「心を調整する」という発想がいい。
長谷部自身の経験を踏まえているので、説得力がある56の習慣。
その中から、るん♪りか十選。
・意識して心を鎮める時間を作る。
・整理整頓は心の掃除に通じる。
・組織の穴を埋める。
・監督の言葉にしない意図・行間を読む。
・努力や我慢はひけらかさない。
・遅刻が努力を無駄にする。
・常に最悪を想定する。
・迷ったときこそ、難しい道を選ぶ。
・眼には見えない、土台が肝心。
・感謝は自分の成長につながる。
そして、私が感銘を受けた箇所のひとつをご紹介しよう。
「答えがないようなことを延々と考えすぎて、迷いがうまれているときにどう切り替えるか。
そういうときに僕は身近なところにいる「頑張っている人」を目にするようにしている。
真夏の炎天下、工事現場で働くおじさん。……
お母さんが小さい子どもを自転車に乗せて、一生懸命にこいでいる姿も好きだ。……
僕が気がつかないだけで、日々の生活は頑張っている人々の姿であふれているのだと思う。
自分のことでいっぱいいっぱいにならず、そういう姿に気がつける自分でありたい。」
奇をてらったものではない。
だから、心に響く。
もちろん、サッカファンには嬉しいサッカーの裏話もある。
でも、サッカーファンでなくても、楽しめる。
上から目線ではない筆者の人柄と相まって、読後感が素晴らしくいい。
時に厳しいことも書いてあるが、ためになる。
折にふれて読み返したいと思う良書である。
自己啓発書ながら、私は、ビジネス指南書として読ませてもらった。
セカンドキャリアのことを考えて、監督の手法を記録するなど、先を見据えて、地道に行動する姿勢etc。
見習う点が多々あった。
るんるん♪語録/6月28日
当たり前のことを、当たり前に続けられたら。
当たり前ではない世界が開ける。
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