今年の社労士試験の申込み者は、約67,500人。
案の定、増えました。
でも、この不況の折、資格でも…という気持ちの受験者がいくら増えたとしても、合否ラインには絡まないでしょう。
見かけ上がどうであれ、実質的な合格率は変わらないと思います。
申込み者の多さを競うなら、宅建は260,591人で、ピカ一。
それだけ知名度がある証、と言えます。
宅建受験の経験から自信を持って言えることは、何人受験しようが、自分の勉強には何ら関係がない、ということです。
私は、社労士受験生の増加=社労士の知名度アップ、としていい傾向だと思っています。
さて、社労士試験と行政書士試験。どちらが難しいか。
私のように法的素養がない場合だと、勉強は行政書士試験の方が難しいです。
社労士試験の科目は、働いていて遭遇することや、健康保険や年金など、自分に身近な内容なので、何とはなしに親しみがあります。
しかるに、行政書士試験の科目は、いかにも法律科目でとっつきにくく、私などは手に負えない感があります。
法学部出身でも、司法試験・司法書士試験受験経験者でもなく、簡単だという方は、2006年の試験改革前の受験者か、頭のいい方でしょう。
社労士試験は、法的思考力が問われないので、大方暗記で問題が解けます。
選択式で暗記で解けないものが出題された場合、救済措置があり、択一式で暗記で解けないものが出題された場合、それは捨て問。
難問は合否に関係ないので、思考力に欠けても、合格レペルに達します。
一方、行政書士試験は、暗記だけでは太刀打ち出来ません。
40字記述式問題もありますし、マークシートの問題でも、社労士試験のような覚えているかどうかが試される問題ばかりではないからです。
2006年以降、法的思考力が問われる出題がなされていて、問題は難化しています。
社労士の受験資格を得るために、まず行政書士にというのは、もはや古き時代のこと。
ただし、合格基準については、社労士試験の選択式の基準点制度が一番やっかいだと思うので、合格するのにどちらが難しいかは、わかりません。
選択式問題の守備範囲は広いにもかかわらず、出題数が少ないということだけではなく、年によって難易度に格段の差があり、救済措置の基準も異なるだけに、その年の試験問題運によります。
行政書士試験の基準点制度のように、1科目の失敗を他科目でカバーすることが許されないのがキツイところ。
合格率については、社労士試験には学歴や実務経験による受験資格制度があり、単純な比較は出来ないと思います。
どちらもそれなりの準備をしなければ、合格できない試験です。
といっても、合格のために必要とされる時間については個人差があり、難関資格ではないので、短期一発合格は可能でしょう。
社労士受験生の皆さん、行政書士受験生の皆さん、頑張りましょうね。
<合格へのスパイラル>過去記事一覧表
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