身から出た素描 -29ページ目

生きている事がよくわかりません

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中学生みたいな気持ちで申し訳ない。

でも本気なんです、


あのねぇ、なんで生きているのかわからないのだよ。前もこんなん書いたな。


だって一瞬で死ぬじゃない。なのによく生きているよね。

そしてちっさな事で悩んでたり、ばっかみたい。

生きている事がよくわかりませんでして。

パソ

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朝起きるとパソコンがへんな音を鳴らして苦しんでいた。いつからこんなんだったのよ、と慌てていろんなキーを押してみたりして。なんも変わらないんで待ってろよ、とばかりに大きなコンセントを抜いた。

ひゅーん、と冷めていくパソコンのエネルギー。ぷちんと音がして落ちる。

少し落ち着いたのを見計らって電源を入れる。

いつもの顔を見せてくれるけれど、なんだか元気がないようだ。

わたしがいつも付けっ放しにしているせいで、無理がたまって熱を持ってしまったのかな。

そんなことなら言ってくれれば良かったのに。

おむかえ

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雨が降ったから迎えに来てとか、酔っ払って危ないから迎えにいくよとか。

そういうのが欠落した人生でした。

雨が降ったって、もう帰るなら濡れたってかまわないし、酔っ払ってたって、休み休み自力で帰れるし。むしろそんなところ見られたくないし。

電車の窓から、雨上がりの川を見ていた。空が洗われたガラスみたいになっている中で、わたしの人付き合いのへたさは親譲りだと思った。
社交な部分もあるし、あまり人に嫌われないんだけど、甘えベタ。甘えられベタ。

まもなく電車は地下に潜っていき、音楽を聞きながらぼんやりしていることは最高に楽しいよな、などと考えていました。

携帯電話の広告を見ながら、迎えに来て、とか迎えにいくよとか自然に出たことがないなと思い、なんだか涙が出そうになったのでした。

目的地はまだ先。乗り換えは必要ないけれど、おそらく音楽を聞きながらぼんやりしながら何か考えて忘れていくというのは変わらないと思う。