身から出た素描 -23ページ目

追記

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事故を目撃した際、即救急車に電話をした。先輩は警察に電話をした。

要領を得ない電話対応にいらいら。
近くにいた若い男の子が友達に電話をしている。笑いながら、信号機があと少しずれてたら車内の人死んでたと言っていた。枕詞に「笑えるのが」というのをつけて。


通りかかった別の男の人は「誰か救急車呼んだの?」と確認をしていた。しましたと応えてから、いろんな人がいるなと思った。


救急車とパトカーが来たのを確認して家にかえる途中、バスに乗っていた冴えないカップルが笑いながら事故現場をみていた。
ひとつの事象でもいろんな関わり方があるなと思った。

こわいはなし

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買い物して地元に帰ったときに、駅で会社の先輩にあった。
実は同じアパートに住んでいる仲のいい人。

家と反対方向に行こうとしていたから理由を聞くと、塩を買いにスーパーに寄ろうとしたとか。
わたしたちのアパート、あまり風水的に良くないそうで、盛り塩しようと思ったのだそう。じゃあわたしも買わなきゃ、と一緒にスーパーへ。

なんだか最近落ちていてヤバイというはなしを聞いた。肌荒れもそうだけど、普段明るい先輩が鬱々として家からも出れなかったらしい。

買い物も無事におわり、わたしは駅前にとめてある自転車をとりに横断歩道を渡った。2人でアパートまでの一直線を歩き、大きな交差点にさしかかった。赤になりそうだったが無理矢理まんなかまで行った。
信号が変わるのを待つ2人。左にいた先輩が「あっ」と言った。
すごいスピードで左からきた車が、交差点を右折した車と派手にぶつかり、さらに車はわたしたちがいない方の中央分離帯?につっこんだ。信号にぶつかりそのまま倒れ、信号待ちの車のボンネットに直撃した。

もしもわたしたちが自転車をとりに横断歩道を渡っていなかったら、思い切り車につっこまれていた。

後少しで信号機は信号街の車の中にいた人にぶつかっていた。

満月の夜のことでした。

業界

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なんだかいやな言葉のひとつに、業界というのがある。

興味本位ではじめた今の仕事、気付いたら知り合いも増えて、脈のようにどこかでつながっていて。

こわいね、「業界」の人から見たらわたしも同業で、その他の人からみたら私はその業界の人なわけだ。

できれば違う業界、にいたかったなんて思うのはなぜかしら。