身から出た素描 -12ページ目

「異次元」

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ここは影なのかもしれないらしい。

わたしの影がわたしみたいに立体じゃないのと一緒で、わたしは何かの一側面でしかないのかもしれないらしい。

一番外側にいて、気持ちとか感情とかを見守っている立場だと思っていたんだけど、どうやらわたしのこの意識は何かに見守られている立場なのかもしれない疑惑。

まじかよ。曖昧。

「明日」

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早く明日になるように、と考えて生きている気がしないでもない。

明日が楽しみなのではない。明日の明日の明日の・・・あたりには休みがもらえるからだと思う。たぶん。

今日がすごく嫌なわけではない。次の休みに予定があるわけでもない。

ただ、今日も別におもしろくはないから、早く明日が来たらいいと思っているのだと思う。

秋の初めの夜に

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まちこがれた一年半前に、今浸ることができる夜更け。

アルコールの重さが希望への不安として意識にのぼり。

明るいモニターのうるさい素敵な声がわたしの耳に反響してしまって。

夢の中で会いに来て。明日の私は元気かしら。なくなってしまったのと同じ期待した末の虚無。


なんもなかったことにして。どこを見ているのか声を聞かせて下さい。