⑤木曜日
何もやり遂げていない、充実感もない、中途半端な4日間を過ごしている男は、この企画を終わらせようと考えはじめている。
もう一度よく考えて、気持ちがまとまったらまた「最後の1週間」を行えばいい。
東京に戻ってきたのは夕方前。何人かの友人と一時間ずつお茶をする約束をした。
一人一人と話がしたかったことと、忙しく過ごしたいと考えたからである。
しかし、久しぶりに会う友人たちは、今の自分の環境の愚痴しか話をしなかった。
夜中、もう寝てしまいたい気持ちを一生懸命奮い起こして日記を書くことにした。
おろしたノート一冊を、残りの二日間ですべてうめつくそうと考えた。
この企画をはじめた理由、したこと、そして今までの人生について書いた。一休みのつもりが、寝てしまっていた。友人と話しながら、コーヒーカップの位置を気にする夢を見た。
気が付いたら遅い朝で、ノートは2ページだけびっしり埋まっていた。そのノートにそれ以上何も書ける気がしなかった。
もう一度よく考えて、気持ちがまとまったらまた「最後の1週間」を行えばいい。
東京に戻ってきたのは夕方前。何人かの友人と一時間ずつお茶をする約束をした。
一人一人と話がしたかったことと、忙しく過ごしたいと考えたからである。
しかし、久しぶりに会う友人たちは、今の自分の環境の愚痴しか話をしなかった。
夜中、もう寝てしまいたい気持ちを一生懸命奮い起こして日記を書くことにした。
おろしたノート一冊を、残りの二日間ですべてうめつくそうと考えた。
この企画をはじめた理由、したこと、そして今までの人生について書いた。一休みのつもりが、寝てしまっていた。友人と話しながら、コーヒーカップの位置を気にする夢を見た。
気が付いたら遅い朝で、ノートは2ページだけびっしり埋まっていた。そのノートにそれ以上何も書ける気がしなかった。
