最近の現実 (1)  3.11をわすれない。 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 またしても福島第1原発からストロンチウムを3000bq/1ℓも含む高濃度汚染水が流出しました(2/22)。漁業にはもちろん大打撃。「風評」であることがはっきりするまでは安心出来ないのは当然だと思います。

 甲状腺がんの疑いのある子ども達の数も増え続けています(117名 2/12現在)。政府や東電は「復興」「オリンピック」キャンペーンで放射能や被曝の話題をタブーにしようと躍起ですが、原発事故は4年経っても終わっていないどころか、その恐ろしさがはっきりと現れ始めています。
 アノとき、枝野幸男官房長官が「ただちに」健康に影響はない、という言葉の意味が、ジワジワと伝わってきます。

 3・11を忘れてはなりません。福島第一原発の事故は全く収束していません。昨年、JR常磐線を竜田駅まで延伸し、避難地域に住民を強制帰還・強制被曝させようという動きがありました。これも「原発事故は終わった」キャンペーンの一環だったと思います。動労水戸という鉄道員の労働組合のストライキに多くの地域の人たちが賛同し、このキャンペーンの欺瞞を暴きました。

 さらに、再稼働の動きも始まっています。原子力ムラってスゴイですねえ。
 3月11日は、私たちが「放射能と人類は共存できない」という確信をもった日、原発安全神話なんて「みんなウソだった」とわかった日です。
  
 4年目を迎えます。全く安心出来ない国に私たちは暮らし、子ども達を育てています。見るのはつらい現実ですが、現実は現実だと思います。「放射能の土地」に生きる私たち。未来を決するのは私たち。しっかりと現実に立ち向かいましょう。