最近出たある漫画に登場する女の子について・・・

その女の子は通っている中学校でいじめを受けているんですが

いろいろあってやっといじめがひと段落したとき

「わたし、あの子たちのこと許さなくていい?」

というような言葉を漏らしました。







あんなに自分や自分の友達にひどいことをしたにも関わらず

それを認めることさえせず

学校を卒業して関係がなくなってしまえば

自分がいじめをしていたことなんか忘れて

楽しげに笑い、幸せになっていくのだろう。









あの子たちは自分のことを忘れるだろう。

でも、わたしは絶対にあの子たちのことをわすれない・・・

(漫画全体としてはそう暗い話ではないんですが(笑))









過去や自分のこころの傷にとらわれていても

何も変わらない、変わらないどころか

どんどん悪循環に陥ってしまう。







そう深く気づかされてきたのでどんなことでも許そうとしてきました。

もちろん相手に直してほしいところがあればしっかり伝える。

だけど、自分のこころが広くなればどんなことも気にならなくなって

何にも煩わされることなく泰然自若としていられるように思っていました。








だけど、だんだん許せなくなってくる、

「いくらなんでもそれはないんじゃないのか」

「人をなんだとおもっているのか」

何度も何度も誠意を尽くし、許そうとすればするほど

そして、それを踏みにじられるように思えるごとにだんだん許せなくなってくる。











「許せない」という気持ちはいけないもので

抱いてはいけないもののように思っていましたが

最近は違うのかもしれないと思うようになりました。







ひどく傲慢かもしれませんが

高い理想や意識を持とうとすればするほど

人のつまらないところが目につくように思えます。(それを気にする気にしないは別として)

「許せない」という気持ちは自分の持つ基準からみて

「相手のしていることは許されないことだ。」と感じることなのではないかと思います。

もしそうであるなら「許せない」のは多少なりとも自分の基準をもっているからこそできること

なんじゃないでしょうか。










何をされても、ただ笑って許しているというのは一見いいことのように思えるけれど、

「許せない」という感情を冷静に見つめることが必要なんじゃないかと思います。

そうすることで初めて、その許せない相手とどう折り合いをつけていくか

許すことができない自分とどう折り合いをつけていくか

ということに目を向けることができるようになり

そこに、知恵や工夫、成長のヒントが隠されているのではないかと思うからです。

そして、最終的にはやはり許すことができるのがいいと思います。









うーん・・・