
行きつけのペットショップに、マンチカンという
新入りの子猫が入った。
マンチカンの特徴は、前後の脚が他の猫種と
比べて短いことで、”猫のダックスフント”
と呼ばれているらしい。
突然変異で生まれるため、この特徴が表われる
確率は2割程度。
4~5匹生まれたとしても、せいぜい1匹しか短足の
マンチカンは生まれないという稀少価値から、
このお店の新入り猫(短足の♀)には目が飛び出る程の
良い値段(このペットショップでは最高の価格)が
つけられていた。
稀少価値に弱い人間の心理は、どんなモノでも値段という
分かり易いところで見えてくる。
さすがに今回のこの子猫には、
”かわいいでしょう、連れてって下さいよ、勉強しますよ”
が口癖の店長から、このセリフを聞くことはなかった。


