全世界のフュージョンファンの皆様、こんにちは、こんばんわ
本来なら連日書くはずの後編をまた書くのに時間かかるという
ここ数日バタバタしてたり休日があったので申し訳ありませんでした
とても有難い事なのですが、現在点検のご予約が7月上旬までいただいておりまして、これからとなるとそれ以降のご案内になるという今までにない状態になっております
ご依頼いただいて実際に作業するまでにかなりお時間を頂戴している状況ではありますが、ご依頼いただいたからには全力でしっかりと作業させていただきますのでよろしくお願い致します
話は変わりますが来月3月8日千葉からあの男がまた来てくれます!
そう!M.M.Fのマッスーですね
まだ未定ではありますが、1週間ほど滞在して当店で磨きの作業をしてくれます
料金は2種類!
17800円
31000円
となっておりまして、簡単にこの違いを説明すると綺麗になるか、めっちゃ綺麗になるかという感じですかね
詳細を知りたい方は当店のInstagramのストーリーズアーカイブをご覧下さいませ
プロフィールの一番左にあるクリッパーイエローメンテ編というタイトルです
他の作業内容もありますので、最後の方まで飛ばしてご覧下さい
17800円のタイプでも相当綺麗になるので、カウル磨きたい!という方は是非ご連絡下さい
ちなみにInstagramで紹介しているコースは31000円のコースです
磨くと
こんなにも
ツルツルてかてかになりますよ
ちなみに磨く前の状態は艶も無くかなり悪かったです
しかしここまで復活できるのは驚きですね
ビフォーの写真掲載できなくてごめんなさい
予約の枠が限られてるので枠をオーバーした場合はお受けできないですが
仮に枠が余った場合は料金も変動があります
千葉から来て交通費とか宿泊費とか色々な事情が加味されてるのでそのあたりのご事情を理解していただける方で磨きたい!
という方はご連絡下さいね
変動と言ってもそこまで大きく変わる事はないとは思いますが
それでは前回点検が終わり、お客様へお見積もりを送らせてもらった車両のメンテナス編に参りましょう!
今回は3種類のお見積もりを用意させていただき、お客様のお選びいただきました!
ご予算応じて今できる最低限の所に重きをおいたプランにて決まりましたので進めていきます
先ず着手したのがフュージョンでも定番のエンジンハンガー!
分解します
綺麗に洗浄してからブッシュやベアリングを交換!
ここで言うベアリングとは黒のマルの形のカラーのようなものです
パーツリストの正式名称ではベアリングと書いてあるのでそう言わせていただいております
ブッシュ類を交換して組み上げると復活!
これで乗り心地は確実によくなりますね
ちなみにハンガーを取り外すとこのように確実に汚れがありますが、当店では点検入庫でハンガーを行った場合にはこのあたりもバッチリ綺麗に清掃しますのでご安心を
安心点検、安心点検プレミアムに限らず実施です!
ハンガーが終わったら次はエンジンマウントのカラーです!
こちらは取り外した状態ですね
このカラーのアウターとインナーがくっついて外れるのは重症の証です
インナーカラー2つ、アウターカラー2つ
Oリング4つを全て新品交換!
タップリとグリスを塗布してから取り付けます
終わったらハンガーを取り付けてここは完了!
このエンジンハンガーはフュージョンでは本当に定番なメンテナンス箇所であり、とても優先順位が高い部分です。
現在全国のバイク販売点でこのハンガーのメンテナスを完璧にしてしている所はほぼないので、購入した時点でメンテナスが必要な状態にあります。
とても残念ですがこれが今のフュージョンの現実ではありますね
ブローバイオイルが漏れていて真っ黒だった所もついでに洗浄
シルバーが見えてピカピカですね
順番前後しますが、ハンガーと同時で進めるのがこちらのジェネレーターカバーのガスケット、及びウォーターポンプのメカニカルシール交換です
ジェネレーターカバーを外し、中のパーツを外すとこのような感じになっています
こちらをご覧下さい。
ジェネレーターの配線から漏れるオイルミストが蓄積されるとこんなにも汚れます
点検時に確認してますが下側も黒ずんでいますね
そしてウォーターポンプはというと…
お分かりでしょうか?冷却水とオイルが混じってしまっています
インペラーシャフトを外した状態
外観からでは分からなかったですが、やはりこのタイミングでご案内してて正解でした
段階で言うとステージ2という感じですかね
これが進むと修理もかなり大変ですしお金もかかります。
このタイミングでご案内したのはジェネレーターカバーの汚れもあったのですが、何より〝専門店の観点〟でフュージョンは全年式このウォーターポンプのメカニカルシール交換をしておいた方がいいからです
フュージョンで一番新しいモデルである2006年の最終型でさえこの状況な訳ですから、更に古いモデルなら…
となりますよね?
個人的に最終型は何となく他のモデルに比べてここが弱い印象も見受けられますが、年式的にメンテナンス履歴がないフュージョンは全車種ここ推奨なのは間違いないです!
症状が出てから交換…というより出る前にお安く直してしまった方がお財布にもフュージョンにも優しいですね
ではガスケットを綺麗に剥がし、カバーを洗浄して新しいパーツを組み付けます!
ここに至るまで相当な手間と時間がかかっています笑
写真はウォーターポンプのメカニカルシールやオイルシールやガスケットやワッシャー類
そしてこちらはOリング関係!
当然ですがこちらの作業ご依頼時にはこういったOリングも全て新品に交換してますよ
たかがOリング、されどOリング…
小さいパーツですがその重要度は計り知れないです。
実際にこんな小さいパーツ一つで症状が改善される事なんて沢山あるので再利用しない事がとても大事ですね
当店は皆様に信頼していただけるように、見えない所も徹底的にやってますのでご安心を
オイルラインもできるだけ磨いでワッシャーを全て交換!
作業完了ですね
上側のジェネレターの配線部分も液体ガスケットを使って完全い塞ぎます!
これでオイルミストは当分漏れないのでここを綺麗に保てます
下側もかなり綺麗になりましたよ
もしこの状態のまま長期間走行していた場合、冷却水はオイルが混じってドロドロ
そしてそれを全体に回す訳ですから冷却ラインもドロドロ
そしてリザーブタンク内もドロドロ
となる所だったので早い段階でメンテナスできて本当に良かった
お次は亀裂があったインシュレーター!
エンジンハンガー同様フュージョンでは本当に定番の箇所ですね!
亀裂が入りやすいので定期的な交換を
今回はキャブレターサポートが付いている再販モデルですが、再販モデルより古いモデルにはサポートが付いてないので余計亀裂が入りやすくなっています
従って1986年〜1996年の再販前のモデルにお乗りの方は再販モデルに取り付けられているキャブレターサポートを別途取り付けるのがオススメ
次はマフラーフランジ付近をメンテナス!
この機会にスタッドボルトやナットを交換します
ここは定期的にやっておいた方がいいですよ
固着して折れる前に
そしてサビサビでガスケットもスカスカだったマフラー
ジョイントガスケット、マフラーバンドとボルトを新品交換!
これで復活できます
リアブレーキシュウも新品に交換!
デイトナスポーツが超オススメですね
書いてませんがフュージョン全年式対応ですよ!
次は真っ黒だったエアクリーナーを新品交換!
ベルトケースエレメントも新品に交換します!
そして当店で定番メニューのエアクリーナーボックス及びブローバイボックスの分解清掃と溶着も施します
普通はこんなに綺麗ではなくブローバイオイルでギトギトになっているのでとても価値のあるメニューですね
そのまま駆動系に着手
ギアオイルの交換ですね
ドレンワッシャーは当然純正新品に交換!
こういった所も使いまわしている所結構あると思います
プーリーの古いグリスをガソリンで洗浄し、ウエイトローラー、スライドピース、オイルシール、Oリングを全て新品交換!
ドライブベルトを新品に交換すれば2万キロは大丈夫ですね
アクセルワイヤーに注油して、サイドブレーキ可動部もしっかりグリスアップ!
このメニューは安心点検に含まれていますよ
アクセルワイヤーの注油を行うと動きが軽くなって運転しやすくなります
変わる車両は驚く程変わるレベルですよ!!!
サビサビだったフューエルセンサーを新品交換
そして取り付けられていなかったOリングを取り付けます
今回ガソリンを満タンにするとガソリンが漏れていた訳ですが、原因はOリングが付いていなかった事
そしてガソリンの残量がメーターで正常に表示されていなかった原因はこのセンサーの動きが悪くなっていたからであります
でもこれで完璧
繰り返し申し上げますが是非覚えておいて下さい!
ガソリンタンクが錆びていたらフューエルセンサーも必ず新品に交換しましょう!
裏技のマスターシリンダーの窓交換
このパーツ単体でパーツリストへの掲載はないので通常バイク屋さんでは注文できないと思います
その理由として車体番号を聞かれて、その車体に沿ったパーツの案内をされる事がほとんどだからです
従ってこちらのパーツを注文されたい場合は部品番号を直接お伝えしましょう!
切れていたフロントウインカーバルブを新品に交換
だいたいメンテナンスが終わったのであとは安心点検プレミアムのプレミアムの部分!
つまりカウルをバラしての洗浄ですね
15年近く蓄積された汚れは相当です
こちらが洗浄前
そしてこちらが洗浄後
インナーカウルを取り付けてから写真撮影してしまう失態
メカニックのボコシバ案件です笑
でも全体的に相当綺麗になりましたよ
カウルで覆われてるので分からないですがシートを開けた時の感動を是非味わっていただきたいです
その後カウルを組み上げて試乗し、大丈夫だったのでお客様提出用のレポートを作成して最後に泡泡洗車仕上げ
そして全ての作業が完了致しました
今年度からこれまでの点検を安心点検と名前を帰ると同時に点検箇所を増やし、更にカウル洗浄が加わったプレミアムをライナップしたのですが、K様に初めてご依頼いただけて非常に光栄です
この度はコロナウイルスで大変な中、栃木県という遠方より当店に点検とメンテナンスのご依頼本当にありがとうございました
栃木と大阪ですので細かいサポートはできませんが、何かお困りの事がありましたらお気軽にご連絡下さいませ
今後共フュージョン専門店をよろしくお願い致します
そしていつかお会いできる日を楽しみにしております