『下山御消息(下山抄・兵庫五郎光基への書・法華本門顯本抄)』(佐後)[真跡(断片)・古写本] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

何(いか)に況(いわ)んや律宗なむど申す宗は一向小乗なり。月氏には正法一千年の前の五百年の小法、又 日本国にては像法の中比(なかごろ)、法華経・天台宗の流布すべき前に且(しばら)く機を調養せむがためなり。例せば日出(い)でんとて明星前(さき)に立ち 雨下(ふ)らむとて雲先(ま)づお(起)こるが如(ごと)し。日出で雨下りて後の 星・雲は なにかせん。而(しか)るに今は時過ぎぬ。
(平成新編1141・御書全集0346~0347・正宗聖典----・昭和新定[2]1684・昭和定本[2]1317)
[建治03(1277)年06月(佐後)]
[真跡・小湊誕生寺外三〇ヶ所(10%以上40%未満現存)、古写本・日澄筆 北山本門寺 日法筆 岡宮光長寺]
[※sasameyuki※]