『常忍抄(稟権出界抄・富木入道殿御返事)』(佐後)[真跡・古写本] | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

魔の習ひは善を障(さ)へて悪を造(つく)らしむるをば悦(よろこ)ぶ事に候(そうろう)。強(し)ひて悪を造らざる者をば力及ばずして善を造らしむ。又 二乗の行をなす物をば あなが(強)ちに怨(あだ)をなして善をすゝむるなり。又 菩薩の行をなす物をば遮(さえぎ)りて二乗の行をすゝむ。是後(こののち)に純円の行を一向になす者をば兼別等に堕(お)とすなり、止観の八等を御らむ(覧)あるべし。
(平成新編1285・御書全集0981・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]1924・昭和定本[2]1590)
[弘安01(1278)年10月01日"建治03(1277)年10月01日""建治03(1277)年11月01日"(佐後)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)、古写本・信伝筆"日澄筆" 北山本門寺]
[※sasameyuki※]