第五 十六王子の事
御義口伝に云(い)はく、十とは十界なり、六とは六根なり、王とは心王なり、子とは心数なり。此(これ)即(すなわ)ち実相(じっそう)の一理の大通(だいつう)の子なり。今 日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱へ奉(たてまつ)る者は十六王子なり。八方作仏(さぶつ)とは我等が八苦(はっく)の煩悩即菩提(ぼんのう そく ぼだい)と開くなり云云。
(平成新編1746・御書全集0733~0734・正宗聖典0430・昭和新定[3]2777・昭和定本[3]2638)
[弘安01(1278)年01月01日(佐後)]
[古写本・上 富士大石寺、下 京都要法寺]
[※sasameyuki※]