烏竜(おりょう)と云(い)ひし者は法華経を謗(ぼう)じて地獄に堕(お)ちたりしかども、其(そ)の子に遺竜(いりょう)と云ひし者、法華経を書きて供養せしかば、親、仏に成りぬ。又(また)妙荘厳王(みょうしょうごんのう)は悪王なりしかども、御子の浄蔵・浄眼に導かれて、沙羅樹王仏(しゃらじゅおうぶつ)と成(な)らせ給(たま)ふ。其(そ)の故(ゆえ)は子の肉は母の肉、母の骨は子の骨なり。
(平成新編1566・御書全集0933~0934・正宗聖典----・昭和新定[3]2242・昭和定本[2]1879)
[弘安04(1281)年08月08日(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]