『御講聞書(日向記)』(佐後)[古写本] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

一 異念(いねん)無く霊山浄土(りょうぜん じょうど)へ参るべき事
 仰(おお)せに云(い)はく、異念とは不信の事なり。若(も)し我が心なりとも不信の心 出来(しゅったい)せば忽(たちま)ちに信心に住すべし。所詮(しょせん)不信の心をば師となすべからず。信心の心を師匠とすべし。浄心信敬(じょうしん しんぎょう)に法華経を修行し奉(たてまつ)るべきなり。されば「能持是経、能説此経」と説きて能の字を説かせ玉(たま)へり。霊山(りょうぜん)こゝにあり。四土一念皆常寂光とは是(これ)なり云云。
(平成新編1857・御書全集0842・正宗聖典----・昭和新定[3]2923・昭和定本[3]2590)
[弘安01(1278)年03月19日~弘安03(1280)年05月28日(佐後)]
[古写本・京都要法寺、戸田妙顕寺]
[※sasameyuki※]